お濠に沿って歩いていると、大手門前にさしかかった。
東御苑は何度か来たことがあるので、通り過ぎるつもりでいたのだが、なぜか何となく入ってしまった。
カバンの中の点検を受け、まずは大手門へ。
大手門をくぐると、左手から気合というか掛け声が聞こえてきた。
皇宮警察の武道場なのだろうか。
生垣に遮られていて中は見えない。
同心番所を過ぎると、左手に百人番所があった。
甲賀・伊賀・根来・二十五騎組の同心百人がここで大手三の門を警護していたという。
今度は右手に大番所。こちらは与力が中の門を警護していた。
形を整え隙間のない石垣になっている。
坂を登って突き当り、左に向かう。
だいぶ歩いてきたので、富士見櫓は省略し、松の廊下跡を通って富士見多門へ。
その近くにアジサイが咲いていた。
本丸の半分と二の丸は省略して天守台へ。
天守閣は明暦の大火で焼失し、そのままになっている。
北はね橋門に向かうと、ここにも紫陽花が咲いていた。
ガクアジサイと表示があった。天守台を入れて。
小学生の団体が門を入ってくるのが見えた。