本日は、港南台剣道クラブさんの稽古に参加させて頂きました。
これまで、何度となく足を運ばせて頂いておりますが、いつになくチームとしての一体感が強化されており、さすがは月刊「剣道日本」に少年剣道の特集記事として掲載されるだけのことはありました。
稽古前の和やかな雰囲気も、このお方が見えられると一変します。
そうです。「ハマの闘将」、山岸先生です。
先生の登場と共に体育館の雰囲気はガラっと変わり、館内は緊張感に包まれます。
指導する時は、100%の力で指導され、直すべき時は、100%の力で直す。
時に厳しく叱る時もありますが、その反面、指導された事が出来た時などは、皆の前で、100%の力で褒めてあげる。
改めて今回の稽古で、この山岸先生の「本気さ」がチームの強さをより強固なものにしているのだと痛感しました。
厳しさの中にも人間的な温かみのある指導、それが先生の指導であると思います。
それを裏付ける写真がコチラ。
この目を見て何を感じますでしょうか。
私が、この目を見て思うに、その子の内面まで見透かしている目の様に映ります。
指導した事が出来ているか。
ただ形だけの理解になっていないか。
一人一人の子供たちに対し、そう何度も何度も問い掛けてあげている、そんな語り掛けをしている様な目に思えてなりません。
さて、そんな先生の指導ですが、今回も足を中心とした練習が1時間近く行われました。

上の動画を見ても分かるとおり、みんな、しっかり身に付いているのが分かります。
面を付けての稽古では、先ず、課題と注意点を指導されていました。ただ闇雲にやるのと、先に注意点を与えて行うのとでは、1ヶ月先、半年先…1年先を見据えて考えた時、大きな開きが生じて来るものと思います。
そんな稽古を続けている為か、低学年の子供さんたちも「足良し、打ち良し、姿勢良し」の三拍子揃った剣道が出来ていました。
この世代の子供たちも数年先がとても楽しみなことでしょう。
また高学年の子供たちは、打突前に必ず剣先での攻め合いが入ります。
これは、基本練習に実戦を想定した意識の働き掛けを盛り込んだものですが、非常に理に適っており、同じ少年指導を行っている者として、大変勉強させられるものでした。

切り返し一つ取ってみても、子供たちが適切な打ち間となるように自らかが積極的に動いて、距離を作ってあげるあたりも先生の人間性が滲み出て、素晴らしい配慮だと思いました。

こうして本日の出稽古は終了となりましたが、他団体の生徒であっても所属道場といった垣根を超えて、余す事なくご指導頂き、ありがとうございました。
また、共に汗を流してくれた港南台剣道クラブの選手の皆様を始め、指導者の先生方、ならびに保護者の皆様方、本日は、ありがとうございました。
今後とも宜しくお願い致します。