【大発見!?】カワラ菌床に発生する、菌が蔓延しない箇所についての解明実験 | 少しでも良くして次代につなぐ

【大発見!?】カワラ菌床に発生する、菌が蔓延しない箇所についての解明実験

お疲れ様です。

佐藤元信でございます。

 

 

全日本実業柔道団体対抗大会

応援に行ってきました!

マッスルサトーですw

 

白熱!!大変お疲れ様でした!!

 

 

 

さて。

エノキオガ入りのカワラ茸菌床の製造について(以下、カワラ菌床と書きます)

今まで分からなかったことが、一つ解明できた。と言っていいと思います。

 

 

 

 

写真のカワラ菌床 真ん中あたり ※通常 当社カワラ菌床は、白色もしくはクリーム色になります※

白色もしくはクリーム色になっていない部分。

その部分だけカワラ菌が蔓延しないように見えるのは、雑菌のせいではないか?

との意見がありました。

 

 

それについて正直答えられなかったので、蔓延しない箇所は雑菌なのか?(以下、当該箇所と書きます)

それを実験で解明しようと試みました。

 

実験方法として。

 

 

当該箇所を分離し、シャーレ寒天培地で培養しました。(シャーレ2つ使用)

写真には、白色の糸状菌と緑っぽい菌が見えます。

緑っぽい菌に関して、当該箇所から発生したものではありません。実験中に外部から落ちたものだと思われます。

 

 

 

 

当該箇所から発生した白色の糸状菌だけを分離し菌床培地に移植しました。

 

 

 

 

 

培養中の写真です。

 

 

 

2019年6月8日現在の様子です。

 

 

向きを変えて一枚撮りました。

 

 

結果

菌床培地全体が白色もしくはクリーム色になっている。

フィルター越しにニオイを確認したところ、カワラ菌床と同じようなニオイを確認。

ということは、カワラ菌床に相違ないはず。そう思われます。

 

言えることは、雑菌ではなく、カワラ菌の可能性が高い。

という結論です。

 

 

写真の当該箇所を確認して見ると、帯線(拮抗線)と呼ばれるものが無いように見える。

 

 

帯線(拮抗線)とは、以下の写真の褐色の線です。

 

 

 

 

ここからは、ワタクシの仮説ですが。

エノキのオガクズに何か原因があるのではないか?ということです。

エノキのオガクズの劣化具合でカワラ菌が蔓延しにくくなるのではないか?ということです。

滅菌、殺菌、除菌、抗菌で言うならば、エノキオガの抗菌作用が働いているのではないか?ということです。

一見カワラ菌が無いように見えるが、それは無いのではなく蔓延してないだけで、そこにカワラ菌は存在しているということです。

 

エノキの特徴として、材は建築材、器具材などに利用されるが、腐りやすいなど質は低い。

※引用 樹皮・葉でわかる樹木図鑑 P77※

 

 

 

 

そんなわけで、

まだまだ全部を解明したわけではありませんが。

当該箇所は雑菌ではなかった。カワラ菌の可能性が高い。

 

これはもしかしたら大発見かもしれません。

 

 

なんつって(笑

 

 

以上

そんなツイてる感じです。

いつもありがとうございます。

 

 

 

2019.6.18

追記

 

 

 

実験その後の様子です。

カワラ菌が蔓延してないように見える箇所。それが発現してきました。

繰り返しますが、エノキ主体のオガクズ培地です。

 

同じカワラ種菌を、接種したクヌギ主体のオガクズ培地では、当該箇所は発現しにくい。

 

もうこれは、

エノキオガクズに何かある。そう言って間違いないでしょう。

 

 

さらに追記

 

2019年7月30日

クランプコネクション確認実験を実施

シャーレに分離し培養したものからクランプコネクションが無かった。

カワラ茸菌ではない糸状菌が蔓延していることがわかった。

 

結論

 

エノキオガに問題がある可能性

ピンホールが開くなど。物理的な問題がある可能性

種菌に問題がある可能性