卒業シーズン、
卒業生の皆さん、おめでとうございます!
これからは、また新しい歩の始まりですね😆

僕も42歳の自分との卒業が間近ですが、
先日の放送で約一年間に渡って放送してきました番組『Smile again〜人生宝箱』が最終回となりました。
今までご視聴頂き、本当に有り難うございました。

この番組は、様々な困難を乗り越えたゲストの方々をお迎えして、その時の想いや過ごし方、生き方、これからの事…をお聞きしました。そして、その時に学んだ金言を下にお話しをお伺いする番組でした。
皆さん、笑顔の裏には、壮絶な山あり谷ありな人生を送ってらっしゃいましたが、包み隠さず、ストレートにお話し頂き、僕自身もたくさんの刺激を受けました。

笑おう笑おう!って、漠然と言われても、【笑い】って本来、何か理由がないと起こらないもので、その「何か」。そのきっかけづくりが大切なんですよね。何だっていいと思うんです。好きな人のことを思ったり、漫画を読んだり、TVを観たり、くだらないことでも考えたり、夢や目標や希望をもつこと、前をみること…頭の中だけでもいい。
そう、普通は「何か」→笑い。
でも一方で、笑うことから生まれてくる、笑い→「何か」。もあるんだなとこの4年で実感じました。笑うことって物凄くエネルギーがいりますよね。ただ笑うことで生まれるエネルギーもありました。そのエネルギーは人から人へ伝わります。今、こんな世の中だからこそ明るく前向きなスマイルでいられたらと思います。

【言葉】も同じで、どういう生き方、どういう経験をしてきたからその言葉が生まれたのかという背景が大切なんだと思います。
ただ、また一方で、まず言葉を発することで言葉の真意を信じることでそれを熱量に推進力に変える、そういう生き方もあると思います。

番組で、『全ての物事には意味がある』こんな言葉、考え方を伺いました。
じゃあ、僕も…怪我をして、今手足が動かないことに意味があることなのか…?世の中の事故にあった方は?大切な人を失った方は?って考えると正直、自信を持って首を縦には振れないです。ただ、僕は、この怪我が意味のあるものだったんだって、どれだけ時間がかかってもいい、後々思える日が来るように、今、気を振り絞り前を向いていて、その答えはこれからの自分の生き方にかかってると思います。一つの例をあげると、怪我をして手足が使えなくなったことで口で描いた絵本を出版できました。パラリンピックの開会式に出演できました。
誰かの助けを借りながらでも自分の想いと力で、「できること」を創りました。
そんな生き方をすることがたくさんの方への恩返しにもなると思っています。
人生で出会う出来事は、すべて何かを教えてくれると思うんです。それを活かすも殺すも自分次第だけど、諦めずに、視点を変えて物事を見ることで人生観も変わるかもしれない。そうすると毎日が刺激的でスマイルな日になるんじゃないでしょうか?

僕は人生ってそんなもんだと思ってて。
挑む壁が高ければ高い程、燃えるし、その壁を乗り越えた時の壁の向こう側を知りたい欲が強くなります。そしたら、いつの間にか気づいた時には自分の中の限界をも超えてるんですよね。だから僕も言葉にし続けてるんですよね。
『絶対に歩くんだ!』って。

スマイル アゲインは、
改めて、人が言葉を発する意味について考えさせてくれた番組でした。
人を美しく、喜ばせ輝かせる一方で、使い方を間違えるとその思いとは裏腹に人に伝わったり、簡単に人を傷つけ悲しませてしまうもの。そんな言葉の力。

たかが言葉されど言葉。

僕もそんな言葉、その背景にある強い「志」と共に生きてきました。


【金言】


僕の人生に影響を与えた金言、言葉は、

『俺は強い!』

弱虫ペダルの福富寿一の台詞です。
英治さんは強い!そう人に激励叱咤されたこともありました。
シンプルだけど、僕の中では、深みと重みと温かみのある言葉。言魂。
色々考えましたが、やっぱりこれしかなかったです。矛盾してるかも知れませんが…間違いなく、この作品とこの役と出会えてなければここまで前を向けてない。
怪我直前まで、役半年間撮影で役作りしまくって、彼と向き合ってましたし、頭の中が洗脳されてたというか彼と共に走ってましたから。
彼自身も心の隙があり、それを克服しようと努力して、人に対してというより自身を鼓舞し、ストイックに、強くなりたい!強くあらなければならない!そんな心の奥底の強い意志が推進力となり、真実の強さとなっていく。そう感じました。

まだまだまだまだ、日々自分の弱さを痛感しています。それでも自身を鼓舞し、「俺は強い!」と自分のケツを思い切り叩いてくれる。心強い言葉です。

俳優として生きてきた20年間の土台が僕を鼓舞し、支えてくれました。
20年間で得た仲間達やファンの方々、仕事関係者、役との関係性、もう一人の自分との疎通…

彼ら一人一つの存在が僕を救ってくれました。
こういうお仕事をしてると有難いことに、
本当に心の支えって大きいなって感じます。
だから、何としても、僕なりの形でお返ししなきゃなって思いが強いんです。


東京パラリンピックを終えて、少しずつ世の中は変わろうとしてるとは思いますが、そんなに簡単に変われるものではないし、具体的に何をどう変わればいいのかわからない方がほとんどだと思います。

障害者と健常者が共にワンチームでモノ作りができる過程が、差別偏見のないダイバーシティな共生社会の未来への扉を開くと思っています。

共に生きる。
「人を動かしたいならまず自分が動け」
人の批判ばかりして、じゃあ自分は何をしてるのか何をしたのか自問自答してみると、まだまだ恥ずかしくなる自分がいます。
まず僕たちが率先して外の世界を知って学んでいく必要がある。
そして伝えていく必要がある。
そして、できることをアピールしていく必要がある。
自分の幸せは自分でつかみ取るものだから。

障害があっても社会の戦力となれるんだという自覚と志を持って僕も前に進む。

人生、
何度つまずいても何度でも這い上がれるんだと、人間の無限の可能性を『強く』信じて、これからも笑顔で明るく頑張っていきます!


最後に、番組を支えてくださったスタッフの皆様、番組の太陽でいてくれた夏菜さん、番組を盛り上げてくださったゲストの皆様、番組を愛し、応援してくださった視聴者の皆様、本当に一年間有り難うございました!





スマイル アゲイン😆