賛否が分かれた東京オリンピック、パラリンピック2020の開催。

未だにコロナの感染拡大が続く渦中…

そんなモヤモヤした中、東京オリンピックが始まります。

そして、東京パラリンピックまでも一ヶ月あまり…

不安は募る一方です。

僕はパラスポーツの番組のMCを二年間やらせて頂き、夢を追いかけ輝かしいパラアスリートの方々と出会いました。

僕自身もたくさんの刺激を受けました。

彼らにとってパラスポーツは生活の一部で生きがいだったはずです。

様々な問題に翻弄されながらも、希望に満ち溢れ、人生をかけて前向きに頑張っている彼らに、僕は純粋にエールを送りたいという気持ちには変わりはありません。


ただ、世界が掲げる多様性と調和の理念や精神に綻びが出ているのは事実。

コロナや様々な問題の為、日本の誇るおもてなしは確実に間に合わなかった。

根底のところに、多様性も調和も軽く見る冷たい考え方が露呈されてしまったのではないでしょうか。

日本の繊細なおもてなしの心を世界に示すと謳っていたが、開幕前に世界にうつっている絵がここまで違った景色になってしまうとは思いませんでした。


それでも、様々な問題を通して社会全体が今まで以上に社会風刺や批評に関心を持ち始めているのは事実。

そして浮き彫りになった今、露呈された様々な問題、日本のおもてとうら。

僕自身も様々な問題を深刻に考え直しました。

確かに、おもてむきなパッケージ作りで全く根幹の土台に安定感はありませんでしたが、

日本が世界と共に多様性の調和を意識して歩むタイミングはこれから先もずっとあります。

2025年大阪万博、2030年を目標としたSDGS…

今まさにこの瞬間からも始まっており、

日本の誇りを修繕するタイミングはまだ未来にたくさんあるはずです。

この東京大会2020によって、

個人が各々のアイデンティティの責任の元で何か感じる所があるはず。

このリスキーな中でのスポーツの祭典の是非は置いておいて、生まれる何か、学べる何かは必ずあると思っています。

今一度見つめ直す必要がある問題も数多く露呈されました。

すぐに結果を求める大会ではなく、次への成果を見いだす大会に、

少しでもその先に繋がるきっかけ作りとなる新たなスタートとなる大会になれば

いつの日か、カオス禍で開催された東京2020の意義や価値が世界に認められる未来が来るんじゃないかな。

僕は心からそう願っています。


頑張ろう❗️

日本‼️



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