流行語大賞を獲った『ONE TEAM』

今年はラグビーが熱く日本中を盛り上げた。

人はどんな物語を見て感動するのか。

正解は難しいし、人によってもそれぞれだが、

例えば、

こんな状況に胸を熱くするのではないか。

「困難にある人々が力を合わせ、

問題や不利な状況を打開する」物語。

 『忠臣蔵』。

藩をつぶされた浪士達が力を合わせ、

宿敵を討つ。

さらに、『七人の侍』。

農民と侍が非道な野武士に挑戦する。


熱狂し大いに盛り上がったラグビーW杯は、

困難、協力、打開の物語が真実として展開されている。日本は初のベスト8入り。

日本ラグビーの歴史とは長く困難な道のりだったかもしれない。

W杯で日本はニュージーランドに「17対145」で敗れた過去がある。

対スコットランドは1勝10敗。

対アイルランドは9敗。

物語上これ以上、困難な状況はないだろう。

その困難に選手が力を合わせ、

ぶつかり、壁を乗り越えていく。

恐れずに飛び込んでいくタックル、

転倒間際でも仲間を信じて投じるパス、

どれだけ追い込まれても耐えに耐えたディフェンス、そして高い目標に向かって力強く打ち込むキック。

今年も多くの天災や人災により困難に直面する人がいる。数知れぬ闘う人がいる。

日本ラグビーの物語がどれだけ大勢の人を励ましただろうか。あの真実の物語からパスを受けた人は多いはずだ。

だが物語はまだ終わらない。

次はあなたの番です。


ワン チーム

前向きな言葉と姿勢だ。

これから未来に向けて様々なシチュエーションで日本にとっても私達個々にとっての

心の支えになる響だ。

支えに支えられ、

決してワンマンチームではない。


諦めなければ何が起きるかわからない

信じれば奇跡を起こせる

周りを見渡せば仲間達がいる

倒れても倒れても這ってでも前へ前へ

希望のトライを…

まさに人生そのものだ。



2020年に向けて世界が一つ一緒に

敵や味方や障がいの有無も関係ない

ノーサイドなワンチームに輝いてほしい。








エッセイ『歩』

12月20日発売

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