いとこのクリステル

入院中からいつも

「英治の為に英治の為に何が私にできるか」

考えてくれてます



「体の調子は?」

「気持ちの面は?」

「落ちてない?」

「困ってることは?」

「ご飯食べてる?」

「お仕事どうだった?」



もう親かよ!ってくらいに笑



でも

彼女は昔から

自分が前に出ることは簡単だけど

目に見える力を貸すことが

逆に僕を甘やかせることになり

結果僕の為にはならないんだという認識で

あなたには魅力がある

だから自分の力で這い上がってこい


それは

目先のことではなく

さらにその先までを視野に入れた

彼女の優しさです




以前たまたま観た番組で

パラスポーツのサポートスタッフが

一番大切にしてることを聞かれていて

こう答えていました


『極力助けないこと』

「アスリートの方々は

″自分でできるんだ″という

プライドを強く持っており

″我々は普通の人達と変わらないんだ″と

甘やかされるのを嫌います

もちろんサポートは必要だけど

手を貸すところと手を差し伸べないことの境界を一番気をつけています」と



色んな壁を乗り越えてきたからこその

強い意志と覚悟に

アスリートプライドである前に

ヒューマンプライドをとてつもなく感じました



もちろん僕も色んな方々のサポートがあり

ここまで来る事ができました

お仕事復帰させて頂き

まだまだ未熟ですが

パラスポーツの番組MCという大役まで

本当に有難い事です





でも

【今の僕はただ怪我をしただけ】の人間です



それでほんの少し話題になっただけ

ただそれだけ・・・

何の自慢にもならない


もちろん、少しでも多くの方々に

脊髄損傷というもの

そして、世の中にたくさんの方々が

同じような怪我や病と闘っているんだと

少しでも知って頂く機会にはなったかもしれない





これからの僕に必要なものはもう一つ

+α』

もう一歩も二歩も自分には必要だと思ってる



そのもう一歩さらにその先を

自分の意志と力で食いしばり勝ち取り

もちろん彼女を驚かせたいし



その時に

また新しい世界が見えてくるだろう





この時は・・・

ステーキ肉を持ってきてくれた時だったかな笑






この体になったから

可能性が狭まるんじゃなくて

この体に甘えてしまうことで

可能性が狭まるんだ