舞台『ペルソナ4 ジ アルティメット イン マヨナカアリーナ』を終えて…




僕の初舞台の地、東京芸術劇場に11年振りに帰ってきました。


今回は色々と新鮮な経験をし、新鮮な気持ちで挑みました。



初舞台の子やお芝居経験が少ない若い子達も多く、女性の方が多い現場ということで


自分の立ち位置、やるべき事は何なのか考えさせられました。


でも若い子たちはみんないい子でガムシャラに頑張る姿


そして日に日に成長していく姿を目の当たりにして


僕自身も影響を受けたし、新たな発見もありました。



まさに自分の初舞台の時や、その後の現場でも演出家や大先輩にケチョンケチョンにされた時のことを思い出しました。


過去の汗や涙が今をつくる。


原点回帰できた感じかな。





巽完二という男も好きで

馬鹿っぽいけどアツくて、人情味があって

命張って仲間を守るタイプ。

見た目イカツイけど、中身は繊細で女性っぽさもあるオトメン。



今回稽古中からかなりフリーダムにやらせてもらって

巽完二の役づくりもそうですし

シャドウ完二と言われる、裏の部分を誇張して表現する完二でも…


改めてお芝居と向き合い、醍醐味、奥深さを実感しました。



全体のバランスと脚本をみた時に

完二がいいアクセント、発奮材料にならないといけないと思いました。

野球なら一番バッター

どう転んでも、捨て身でバッターボックスで先陣をきる、試合の火付け役

二番、花村先輩がしっかり大事に送って


そして、鳴上先輩が主軸でしっかり締めてくれたらいいかなって


ま、圭ちゃん信頼してるし(笑)

そう、思ってました。




オーディションで受かった子やこれからたくさん芝居やっていくだろう若い子たちに

自分が楽しんでる姿、考え悩んでる姿

舞台上での熱量を高めることで、何かを感じてほしかった。


中途半端が嫌いで、やらないで後悔するより、やって後悔したいタイプ。

とにかく、できるできないより、全力でやりたい。

やらないのは、やれないのと同じ、やり過ぎたらやめるのは簡単。

失敗したら、それを活かしたらいい。



とにかく、若い子には一ヶ所でもいいから自分の見せ場をつくり

客全員の目をこちらに向かせてやるくらいの勇気と強さを持ってほしかった。


それが

芝居の一言のシーンでも、ダンスでも殺陣でも声でも見てくれでも何でもいいから


ここだけは、「人には負けないです!」ってもの



それぐらい貪欲じゃないと、この世界じゃ、生きていけないし


そうじゃないと、つまんないっしょ!



これからもいいも悪いも色んな経験をたくさんして、お芝居に活かしてほしいなと思います。



稽古で思い通りにならなくて辛いこと多々あったと思うけど

カーテンコールで感じた気持ちを忘れないで、これからも芝居を続けてほしい。



芝居なんて

100点なんてとれないと思うし

僕も一回も満足したことなんかない。

毎回終わって、反省ばかり…

舞台は生き物




何であそこでうまく返せなかったのか

何であそこで0、2秒、間が遅れたんだ

何であの時に目をそらしたんだとか…

あの言い回しだったら、どういう化学反応が起きたんだろうか…

きりがない。




でもだからこそ、やめられないとまらない…

かっぱえびせんのように笑

俺は、止まらず、前に進むし、跳ね飛びます!





キャスト、スタッフさんや、お客様から高評判の声を聞くと


正直、嬉しい。

でも、逆に辛くもなる

だから??

って、思う。



自分は、こんなもんじゃないし、マジもっと上見てるから

でも、これが今の技量なのは、確か。



でも、絶対もっと成長して、もっと前に進むし。前見てるから。



今の自分には満足してる。

でも、全然満足してない!!




それが、今の滝川英治。



これからも応援宜しくお願い致します!

本当に有り難うございました!!!


圭ちゃん

猫の編みぐるみfor U



りょう



フッキー



直斗の帽子


雪子のカチューシャ

しあわせ~



本番前の円陣


P4Uメンバー!


Thank-you!