最終形態クルトの頃から続いているBargringoでの新春ライブ。
今年もお屠蘇気分真っ最中の正月二日「新春着物初詣ライブ」として、宇城ありささん、ローズさん、Iaraさんの去年と同じ安定の闇鍋メンバーでの開催でした。
まずはローズさん。
アイドルとしては昨年はフォティプロでの活躍もありましたが、熊本の人にとってはやはりそれよりもこしまきさんとの漫才ユニット「火の国おやこ丼」が愛されてることもあって、アイドルとしてのイベント出演に「今日はピンで登場ですか?」と客席からいじりまくられながら登場。「ソロです。アイドルです」と返すお約束はお見事。
フォティプロの「All together 限界を越えよ!」で客席にフリコピを強要しながら、楽しい盛り上がりでした。客席も、ここにいる人のほとんどが「毎年、一番最初に見るアイドルのステージはローズさんだよな」と自分たちも限界を越えていることに気づき最高でした。
こしまきさんの本気度から「火の国おやこ丼」が割とがちに活動していることもあって、アイドルされているときのローズさんも更に表現の力強さに磨きが買っているように感じました。
年齢なんて関係ない、人はいくつになっても成長を続けなければという大事なことを、新年早々教えてもらえるステージを、毎年新年最初に見せていただけてるのはいいなと感じました。
次に出てきたのは成長盛りのIaraさん。
Iaraさんは毎年、見るたびに成長していて本当に驚きです。
Iaraさんは今年17歳になられるらしく、MCで「ローズさんとありささんと同い年になるんですよ」と客席を笑わせてくれました。
数年前、福岡で何度かIaraさんを見たことあるんですが、熊本と違い、客席に黄色やピンクのサイリウムが光るステージで歌うIaraさんは遠征の地だからか、客席を引っ張るような攻める姿勢がありました。
ただ熊本に関しては地元ということもあり、Iaraさんをよく知っているファンの人も多いから、Iaraさんも割とリラックスして客席の反応を見ながら、客席と一緒にステージを作ることが多かったのです。
それがこの日は、かつて福岡で見たような攻めのステージで客席を引っ張ってました。
Iaraさんも17歳。
ゆるーい熊本の空気もいいけれど、アイドルとして今年は攻めていく姿勢を感じられてよかったです。
そして宇城ありささん。
まさに真打登場という雰囲気で、昭和のアニメソングのイントロに乗って登場。
なんだかんだ言って、客席の予想を斜め上にずらして、客席の空気を全部自分の世界にしてしまうのが相変わらずすごいなと感じました。
熊本弁の混じった軽快なMCに「Navi」と「ハチドリ」を立て続けに披露。永遠の17歳としてかわいいをなりきる姿もさすがです。
ラストは「最近、この曲をやっていないとクレームをいただいているので、今日はやります」と宇城ありさワールドのMCで自虐的に楽しませながらの「チャリできた」。ローズさんもIaraさんも楽屋から飛び出しての新年早々のお祭り騒ぎでした。
そのまま三人で、これまた客席の予想の斜め上の選曲で二曲をコラボしてフィナーレ。
とにかく客席を飽きさせない、来てくれた人を満足させる、その宇城ありささんの気持ちの伝わる楽しい時間でした。
物販のあとは恒例のようにファンとメンバー一緒に初詣。
宇城ありささん曰く毎年恒例の「ヲタク行列」で熊本城近くの稲荷神社に初詣しておみくじを引くプチオフ会。
アイドルというと本来手の届かない偶像であるべきなのですが、宇城さん、Iaraさん、ローズさんとこうして毎年初詣に行くと、不思議とこの三人とこの場にいるファンの人がみんな仲間のように感じられるのがうれしいです。
ここで新年早々感じた仲間意識が、別の場所でIaraさんや宇城さん、火の国おやこ丼やローズさんを見たときに応援したくなるきっかけにもなるのかと感じました。そしてそれを毎年仕掛けてる宇城ありさはさすがです。