ライブ中の「活動縮小であって、アイドルを辞めるわけではありません」という宇城ありささんの言葉に救われたぼくがいます。
てなわけで今日、6月20日は宇城ありささんの誕生日。それに合わせて宇城ありささんの生誕祭も開催されました。
ただ、ぼくは会社のある県が緊急事態宣言下、それも今日までの緊急事態宣言ということでオンラインで見ました。
悔しかったよ。
一曲目が、益城さわのさんと二人で「Over the display」。
画面越しで見てたのですが、どばーっと鳥肌が立ちました。
この場にいたかったという悔しい思いがわいてきますが、それは仕方なし。
その勢いのまま二曲目は「三次元アレルギー」。
正直、当時はそこまで熱心におとまむ系ロディをぼくは見ていたわけではなかったけれど、熊本のアイドルシーンを見ていたヲタクにとっては最高のプレゼントでした。
そこから、まず最初のゲストのAnderelaの登場。
宇城さんのファンからすると去年の夏頃の激辛カレーの動画が記憶にあると思うのですが、YOUTUBEで活躍するAnderelaに宇城さんと益城さんの3人で一曲コラボ。
そこからAnderelaさんが二曲。まるでYOUTUBEの踊ってみたを生で見てるような感じで披露してくれてました。
六曲目に入るところで、このいま行われているステージがオープニングアクトという衝撃の事実が告げられ、宇城さんが登場。クルトでもおなじみの曲を踊って、それから益城さんとAnderelaさんというレアなふたりで一曲。
益城さわのさん、関東在住でアニソンDJの活動が最近メインみたいですけど、踊る姿もやっぱり素敵です。おとまむ系ロディの頃から衣装を手掛け、器用な女性というイメージがぼくにはあるのですが、ステージでバリバリ踊る姿を見ると本当に器用な何でもこなせる人だなと感じます。
最後にAnderelaさんが一曲見せてくれて、八曲のオープニングアクトという謎展開が終わりました。
こんな謎展開の構成と、サブカルヲタ文化みたいなものをたっぷり見せてくれるのもいいなと感じました。
次のゲストは佐賀で活動している愛菜さん。
佐賀で活動している愛菜さん。
すごくアイドルらしい清潔感のあるビジュアルで、佐賀のアイドルらしくしっかり歌を聴かせてくれました。
RENさんとのユニットでも活動しているとのことでしたが、総じて佐賀のアイドルは歌唱力が高いのが伝統のようになっているなと感じました。
熊本の人にとっては初見の人も多かったでしょうが、機転の利いたMCでも楽しませていて、この日ファンになった人もいたんじゃないかなあと思うほど素敵な方でした。
そして、先ほど「総じて佐賀のアイドルは歌唱力が高い」とぼくがうっかり言ってしまった伝統を最初に作った張本人のひとり、高園渚さんが登場。
久しぶりに、それこそソロになってからは初めてステージを拝見しましたが、やはりすごい存在ですよね、この方は。
ソロということでやりたいことがやれているのか、とてつもなく人をひきつけるステージをされてました。
さすがとしか言いようない素敵な時間でした。
最後のゲストは1月の「今くる」で新曲を発表したRENさん。
今風のダンスをするアイドルから、ソロになって歌を聴かせるステージにスタイルが変わった印象を受けました。こちらも差がアイドルの伝統にもれず、聴かせてくれます。
「うっきー」と親しげにMCで宇城さんのことを呼びながら、誕生日のムードに花を添えてくれてました。
それぞれのゲストのステージを堪能した後に、いよいよ新衣装に身を包んだ宇城ありささんが登場しました。
一曲目は、「今くる」のステージでもおなじみの「グミチョコパイン」。
ステージからフロアを見ながら嬉しそうに歌う宇城さんを見ていると、きっと客席は幸せな光景が広がっているんだろうなと感じました。
コロナ禍でファンの声が聞こえないため、その雰囲気がわからないのがちょっと悔しいと思いました。
一曲、オーストラリアで歌った曲をはさんで、「Navi」。そして本当に久しぶりに「カナタ」を唄ってました。
実はこのカナタに入る前に曲がすぐに始まらず、マイクを持って宇城さんがちょっと固まる時間があったのですが、その間にオーストラリアでやった曲の話をしてくれて、この辺の機転と、なにがなんでも来てくれた人を楽しませるという宇城さんのスタイルが見られてよかったです。
その「カナタ」と対局するように最新曲の「ハチドリ」。小さな鳥ががむしゃらに壁にぶつかりながら空を飛ぶ歌詞が心を揺らします。
最後の曲は、いまやおとまむ系ロディだけでなく宇城ありささんの代表曲とも言える「チャリで来た」。
もともとグループで演じられたこの曲をひとりでパワフルにやってくれました。
コロナ禍で声が出せないため、フロアのファンの手拍子だけのアンコール。
その手拍子に応えてステージに登場した宇城さんは「拍手はアンコールの拍手でよかとですかね?」と言って登場。
ここで熊本弁のスイッチが入ったのか、ここからステージの終了、物販の案内まで熊本弁で通してました。
この熊本弁のMCを見ると、本当に宇城ありささんは奥が深いなと思います。
結局はファンを楽しませるために全力を出してくれるからそうなんているのだろうけど、宇城さんの持つそれぞれの魅力的な個性が、ふとした瞬間に弾けてぶつかってくる。
この奥の深さこそが、唯一無二のアイドル、宇城ありささんの魅力だと最後の最後まで感じました。
冒頭でも書いたように、あくまでも「生誕祭が最後」「アイドル活動が縮小」であって、宇城ありささんは今後もアイドルではあり続けてくれるそうです。
「なかなか前を向けない時代」とライブ中に宇城さんは現在を表現されていましたが、その時代を乗り越え、また気軽にアイドルのライブに行けるようになった時には、また宇城ありささんを見に行きたいとぼくは感じました。
最後に宇城ありささん、誕生日おめでとうございます。
そして、とりあえずアイドルを続けてくださるようでほっとしました。