ありきたりなアイドルじゃつまらない 大長光舞音のメッセージ | 君が好き

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昨日は本陣KOKURAで、大長光舞音さんの生誕祭に行ってきました。
50人集めるという設定は目標だったのかな。
もうその時点でわざわざ一か月遅れ(誕生日は3月29日)でも小倉で生誕祭をやる気持ちが見えていました。
これまで舞音に関わってきたヲタさんが結構集まっていて、入場前の列に並んでいるときからヲタク同士はプチ同窓会状態でした。
まさに舞音による舞音のためのライブといった感じで、ゲストも舞音の好みで集められた、一癖のある方たちばっかりで楽しかったです。

トップバッターはOFR48のローズさん。
九州最年長17歳というもうその時点でわけのわからないキャラ設定から、パンチが効いてます。
軽妙なトークで会場を暖めるステージは、この日のイベントが間違いなく楽しくなるイントロダクションとして、会場にいるすべてのファンの人を笑わせてくれるステージでした。

次が舞音の盟友、紀田れいなさん。
ぼくは個人的に昔、かなり推してたこともあって、彼女がいまだに歌ってくれているだけでも感慨深いものがあるのですが、地味に成長してました。
プライベートも忙しそうで、勝手にゆるくステージに立ってるイメージだったのですが、こうやって成長している姿を見ると、演者として恥じないように取り組んでるんだなあと感じる部分があり、たしかにステージに立つって大変なことなんだよなあと改めて思いました。
とはいえ、ステージングはいつも通りゆるい感じで、ソロになってからよくやってるおなじみの曲たちが心地よく歌われてました。
努力はしてるけど表には出さず、ゆるい感じでライブをこなす。最後に会場に傘を忘れて帰るというおまけつきのその愛されキャラは相変わらずです。

紆余曲折を得てたどり着いた桐宮さんの最新の居場所 An`finish は、アイドルにこだわる桐宮さんが、アイドルの王道的なスタイルを見せてくれるステージでした。最後の曲には、雅弥玲さんも登場し、今後この桐宮さんのアイドルにこだわる姿勢がグループとして王道的なスタイルになるのかなあと期待も感じました。
なにげに桐宮さんのトークスキルが高いのもアイドルとして魅力的なものになってきてるなと思いました。

そのAn`finishが並行物販をやるからと、ステージに上がったときに桐宮さんとトークバトルをしてたのが村田玲奈さん。
一歩間違えたらヲタクに総攻撃を受けそうなキャラで、ご自身も「SNSでよく叩かれてます」とネタにしてたけど、実際ライブで感じるそのキャラは生粋の愛されキャラ。
自分の立ち位置を把握されてて、そこを極端に卑下することなく、うまくフロアの空気を読みながら進めるステージ。
「次が最後の曲です」と言った瞬間にフロアから「やったー!」と歓声が上がるほど、おそらく初見のヲタクが多かったと思うけど、ステージとフロアで共犯的な空気を作り上げてました。

村田さんがステージを散らかして、もうどんなのが出てきても最高にノレるぜとフロアが変なテンションで熱くなってるときに、登場したのが咲月どれみさん。
このゲストの出演順は舞音の妙技だったんでしょうか。
正真正銘の本物アイドルの咲月さんがどーんと現れて、会場のボルテージは最高潮でした。
見てるだけでも十分なかわいいアイドルがヲタクを楽しませるために歌って踊る。
笑顔がキラキラして、ヲタクを惹き付け、MCもしっかりこなす。さすがだなあというステージでした。

その熱気のまま、宇城ありささんに突入です。
宇城ありさワールドとも言える彼女の世界がステージに広がり、アイドルでありながらも彼女の個性が光るステージ。
ピンクのメイド服という言ってしまえばわりとありきたりな衣装で登場しても、やはり宇城ありさただ者じゃないというインパクトを与えるステージは、普通にアイドルをしているようできらりと個性の光る彼女の魅力が溢れてました。宇城ありさ、やはりただ者じゃないです。

ゲストラストは大串奈央さん。エッジの効いたギターサウンドとド派手に光るマイクスタンド、彼女のつけてるクロスのアクセサリー。細かいところまでロックに染めあげられたステージは、歌唱力、マイクスタンドを使ったパフォーマンスもレベルが高く、圧巻のステージは、ぴーんとフロアの空気の糸を引き締めていました。
北九州観光大使としての曲を最後に披露してくれて、特に彼女を小倉で見れたことも嬉しかったです。

そうやってたくさんのゲストがステージを盛り上げて、永遠need のPVが会場に流れてから、この日の主役、大長光舞音さんが登場しました。
ステージで舞音もツーステをやるというイントロから始まる新曲のお披露目。
メタルっぽいバンドサウンドの曲を聴くと、こういう路線が舞音のやりたいことなんだなと見えるのがよかったです。
また、こういう曲だからこそ、いわゆるアイドルらしさとは違う舞音のダンスのよさも際立ち、永遠need とともに、舞音のキャラにあっているなと感じました。
途中で同窓会を楽しんでいるファン向けのサービスもあり、それはそれでうれしかったのですが、アンコールでまたも新曲が歌われたときに、舞音がいまやりたいことはこっちなんだと再確認しました。
クールにスピード感溢れるバンドサウンドに、激しいダンスと勢いのあるヴォーカル。
半年ぐらい前に見たときにも感じましたが、完成度も高く、更に演じてる舞音も楽しそうで、これはもっとオリジナル曲が増えれば、ステージでも大長光舞音の世界ができあがるんじゃないかとぼくは思ってます。
アイドルとしての個性的なキャラは昔から強かったのですが、ここにステージも彼女らしさ、大長光舞音しか見せられないものが加われば最強だと思うんです。
今後も続々と新曲発表のスケジュールはあるらしく、その予感を感じさせるのに十分な新曲と永遠need でした。

そして、ありきたりなアイドルではなく、個性的なゲストを集めて個性的な大長光舞音生誕祭は、彼女にしかできない素敵なイベントでした。
舞音の目標にしていたチケット売り上げも55枚で見事達成。
次なる目標にありきたりなアイドルない大長光舞音が突き進んでくれるのがいまから楽しみです。