オーダーメイド額装 フランスへ。マイセンに西陣織の額縁を | 額装家のブログ

額装家のブログ

額装家多喜博子のエッセイとコラム
額装のポイントや制作風景、絵を売ること才能についてなどなど
額装家の視点で書いてみようと思いブログを始めました

売れっ子小学生画家 SAYAKAさんの絵が6月にフランスで展示されるので

そのための特別な額縁を作らせてもらいました。

なんと、西陣織の額縁です。

 

SAYAKAママから

このマイセンのティーカップはドイツのと日本の有田焼の融合。

西陣織はフランスのジャガード織との融合。

なので世界はひとつ。

 

そんな壮大な意味もあり、西陣織の額縁のリクエストをいただいたのでした。

そこに、パリの有名レストラン レスパドンの内装の雰囲気にできたらいいかなピンク薔薇という希望的な情報としてSAYAKAママからうかがっていました。

 

SAYAKAさんが中学受験終で合格し直後から即描き上げた絵が届き、

フランス人に西陣織の美しさが伝わるものにしたい

納期がないから良い裂地がすぐに見つかりますようにお願い

と祈りながら、絵を抱えて翌日朝一番に西陣へ裂地探しに行きました。

 

いつもならぶわ~っと山積みになっている西陣織やさんですが、この日に限って商品がめっちゃ少ない。。。ええのんないや~ん驚き

巻かれた裂地をひっぱり出しながら担当のひとに一緒に探してもらおうと趣旨を説明すると

 

こんなんありますけど~黒猫

と事務所の奥から理想的な大柄の巻きをだしてきてくれたのだけど色が似合わない。

 

これで色違いあります!?

と即座に聞いたらぴったりの色の同じ柄の生地を出してくれましたグッ




柄は西陣の技術を駆使して複雑に織られた、竹屋町牡丹柄という代表的な柄。

シルクで織られた上物。お値段も上物。でも、これは1mでカットしてくれるなんてラッキー飛び出すハート

通常は一巻きじゃないと売ってくれませんから。

 

大阪に帰り、絵と裂地の柄と色のバランスを何度も見ながら額縁の幅を決め額縁の枠とライナーを作り





試し張りした後

本番の生地張りをして額縁が完成しました。

 

フランス行きの納期ギリギリでなんとか間に合ったそうでほっとしましたにっこり

 

実はパリの有名レストラン レスパドンの内装のこと、忘れてたんです。

もうこの生地しか選択肢はなかったし。

で、今さっき画像みたら。同じやん。生地の色とほぼ同じやん⁉︎凝視

レスパドンパリのその画像↓

https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187147-d779736-Reviews-L_Espadon-Paris_Ile_de_France.html#photos;aggregationId=&albumid=101&filter=7&ff=194660100

 

 

画家SAYAKAさんは3月26日・27日に表参道ROJIにて個展を開催されます。

 

 

 

額装作品はインスタグラムでご覧になれます左差し

https://www.instagram.com/takiartframe/?hl=ja
 

購入可能な作品はミンネでご覧ください👇