5分以上はお得 | DJ TAKI-SHIT の Music Saved My Life

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DTM、作曲、アレンジ、リミックスのノウハウ、音楽業界の動向、おススメの音源などを主に書いています。

今日は少し著作権の事について書いてみたいと思います。


意外と知られていない話なのですが、ミュージシャンのみなさんは、楽曲を作るときに曲の長さを意識して作ったりしてますか?


アーティスティックに考えるならば、もちろん曲の特性にあった時間で作るというのがセオリーですね。


例えばパンクの曲であれば、2分とか3分とか。クラシックとかジャズとかだと、まあ10分超えの曲とかざらですね。


ところで、5分を超える曲だと、著作権の分配がなされる時に2曲分としてカウントされるという事を知ってますか。


世の中にリリースした曲というのは、その時点で作り手のものであって、すでに作り手のものではなくなるので、どこでどう売れるのかというのは作り手やアーティストにとっては未知数なわけですね。


例えば、自分の作った曲が思いがけず売れてしまった、ということがあるかもしれません。


こんな時にその曲が5分を超えているのであれば、著作権の印税ののもらえる額が2倍になるわけです。


仮にその売れた曲で著作権が、分配されてもらえる印税額が100万円だったとしましょう。


その曲が4分55秒だったとしたら、出版社からもらえる額は当然、100万円ですね。


でもこの5分のマジックを知っていて、意識的に曲のアウトロがカットアウトだったところをわざわざフェードアウトにして、5分03秒にしてリリースしていたら、200万円にもらえていたということになるわけですね。


少しやらしい話ですが、音楽をビジネスとして考えるのであれば、知っておいて損のない大事な話です。


これは売れそうだというプロジェクトに取り掛かった時は、少し意識すると良いかもしれませんね(笑)


ただ音楽的に変になるのであれば、やらない方がもちろん良いですが(笑)


今日の1曲

サウンドオブ初夏 '90年代の初期のUKソウルは、この時期にハマります