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【今日の一枚•仏さまカード】
《恵比寿》
【別名】
夷•戎•蛭子•恵比須
【真言】
南無恵比寿天
七福神のうち、ただひとり日本の神です。ただし古事記や日本書紀にその名は見えません。伊邪那岐•伊邪那美の両神の最初の子である蛭子と、大国主の息子で託宣の神である事代主の両者が習合した神が恵比寿です。事代主であることから、親神である大国主と習合した大黒天と共に、恵比寿大黒として各地で尊崇されています。また伊邪那岐•伊邪那美によって海に流された蛭子であることから、海の向こうからやってきた神でもあり大漁の神とされています。
■メッセージ①
「生き続ける限り
再チャレンジは可能だ
あきらめることなく工夫をこらそ
う」
イザナギとイザナミの夫婦神はヒルコという子を産みますが、失敗作として海に捨ててしまいます。しかし、ヒルコは沿岸に漂着し、財物をもたらす神である恵比寿として、大いに祀られるようになります。これは一度失敗をしたからといってあきらめてはならないというメッセージを含んだもの。
恵比寿はあなたに「どんなことがあってもあきらめることなく再チャレンジしよう」と告げています。その再チャレンジは前のままではなく、蛭子が恵比寿と名を変えたように工夫をこらして、少しでも新たな形にしていくことが求められています。
■メッセージ②
「釣りして網せず」
暴利をむさぼることなく
良心に従い財物を得よう
恵比寿が手に持っているのは網ではなく釣竿です。釣竿は適量を得ることの象徴。自然は、その再生能力の範囲ならば、小さな自然破壊からの利益を得ることを許しています。しかし、それを超えると、循環システムに狂いが生じ、大いなる災いをもたらすもの。釣り竿は自然環境保全をも象徴しています。
恵比寿はあなたに、自然のサイクルを見つめるように促しています。再生可能な範囲を知るように伝えています。あなたの良心に従い暴利をむさぼることがなければ、大いなる利益を得ることができると告げています。