こんにちは。
大阪のリトリーブサイコセラピー心理セラピストの福満 多岐子です。
5年前にこんな記事を書いていました。
これは
一人でつい頑張ってしまう。
抱え込んでしまう。
相談できない頼れない。
長男長女に多いそんな癖を書いたものです。
さて例えばこの↑で書いた「一人で抱え込んでしまう、相談できない頼れない」もそうなのですが
その心の癖が「しんどい原因」「悩みの原因」とわかっているのになかなか解決できない、変われない場合があります。
今日はその理由の中で
「結構多くて結構重症」
つまりヤバいやつを書きますね。
【特別な】自分を手放したくない。
生き方の癖。
しんどいけどやってしまう自分の特性。
その悩みは例えばこんな感じです。
・つい抱え込んでしまう。
・つい人を喜ばせようとしてしまう。
・自分が我慢すればいい、と飲込んでしまう。
・人に頼れない。
・人の気持ちがわかってしまう。
・人の顔色を見てしまう。
悩んでいないなら良いのですが悩んでしんどい。
原因もわかっている。
でも、、、やめられない。
変われない。
そんな時、実は多いのが
そんな自分が好き
てやつです
、、、っていうとおちょくってるみたいですが、おちょくってないし、笑い話ではありません。
これやばいんですよ。
私もありますよ。
・頼れなくて一人で背負っちゃうけど泣きながらそれでやり遂げるとか。
・「えーーーーーい!ムカつく!!!!」って怒りをパワーに頑張って跳ね返す自分。
なんというんでしょうか。
可愛い奴よのうみたいなw
だってそういう自分と生きてきたんですもん。
ある意味
「そうやって生きてきた自分。」
それに○をするのは大事なんです。
孤独であった人ほど
「そんな自分で生きてきたんだ!」
「これが私だ!」
...という隠れた、だけど強烈な自己愛、自負、のようなものがあったりします。
変わる、解決する、ということはある意味そんな今までの自分と「さよなら」することです。
えい!
やあ!
こんな自分いらない!
という自己否定ではなくて、、、
今まで頑張ったね。
でももう孤独を握りしめて生きなくていいんだよ。。
という、ある意味今までの生き方とのお別れでもあります。ちょっと切なくない?
感謝して、認めて、でも、生き方を変える。
今までの生き方さようなら。
寂しかったり切なかったりしていいと思います。
*
この時にですね。。
「頑張り屋さんの長女。不器用だけど優しい」「こんな子なかなかいないわ」
みたいな、、、
どこかでそんな風に、今までの生き方を無意識で「特別視」「美化」している場合、その「特別な自分」を手放せないんです。
「芸術肌で繊細で、雨上がりの水面を見ても切ない。HSPで人の気持ちがわかって辛い。」
みたいなのもそうですね。
HSPも意味が曖昧になっているのですけど、、そこを利用して、、ちょっと素敵な特性として変な発信している人が結構多いんですよねw
そしてそんな自分を特別視して「だから人の気持ちがわかっちゃう」みたいになると、まあ、解決しません。
手放す気がないですもんね。
雨上がりの水面みてときめくのと人の気持ちと自分の気持ち混ざるの関係ないです。
境界線ないだけだぜ。
特別な自分でなくなったら、価値がない、無駄になる
ここに隠れているのは
・自分を特別に優れていると思っている。
・そんな自分が好き
そして
・それがなくなったら自分が自分じゃなくなる、価値や意味がなくなると思っている。
という事です。
どんな自分も好き。
自分は特別。
その感覚は別に悪いものではありません。
でも
悩みの原因になっているのにそれを手放さないのだとしたら、
それは執着です。
執着するのは、自分の中に「恐怖」があるからです。
「その特別な自分。
「そのアイデンティティ。
それをなくしたら、自分が自分でなくなる。
自分の価値がなくなる。
自分の意味がなくなる。
その恐怖があるからです。
そして
ここまでこのやり方で頑張って生きてきた
・その自分を否定するような
・無駄にするような
そんな感覚も伴うと思います。
生き方を選ぶのは自分
・一人で頑張るのをやめても
・人の顔色を見るのをやめても
あなたの価値は変わりません。
でも、今までの生き方を変える事は、それくらい怖い事も事実だと思います。
間闇の解決って生き方を変える事と繋がります。
でもそれはあなたがアイデンティティを捨てる事ではありません。
あなたがあなたの人生を大切にするために
「自分は変わりたい」
そう決めたら、、、
「特別な自分を手放す
「今までの生き方を変える
その時、あなたの中に起こるその恐怖と、
向き合う事が必要です。
それではまたーーーーーー。