こんにちは。
大阪の心理セラピスト、福満です。
先週末は母の日でしたね。。
どんな感じでしたか?
私は今年もなーーんもしなかったわww
ああ、電話はしたわ
*
さてさっそく今日のテーマのお話。
毒親育ち
機能不全家族育ち
しんどい子供時代を過ごした人は特に子供に対して、多いと思うのですが。
・昔お母さんにされて嫌だったことを絶対娘にはしないぞ!
・昔先輩にされて嫌だったことを絶対後輩にしないぞ!
・昔上司にされて嫌だった事を絶対部下にしないぞ!
・昔姑にされて嫌だった事を絶対嫁にはしないぞ!
名付けて


*
逆の感覚の人も、実は多いですよね。
嫌だった事も必要悪として、または当たり前の事として次の世代へ引き継ぐ人

アパレルショップの店長してた頃ね、
他のお店の店長が言ってたんですよwww

会社にどれだけ厳しい事を言われて、
どれだけ辛い思いをしてきたか。
有給なんかなかった!
休みも取れなかった!
部下にもこの苦しみを味わわせないと!
そうやって成長すべきよ!
私たちの代だけ損だわw

これは名付けて
◾︎同じ事を次世代にするぞ!派。
あ、中学の部活もそんなでした。
私らが1年の時先輩にされたように、
今度は私らが威張る番よ!!!

私だって姑に尽くしてきたのだ!
みたいなのもそうですね。
*
どちらが良い?
と、言われたら、、、
もちろん今でも私は前者がいいと思います。
同じ嫌な思いをさせないぞ!派です。
でも、、、
後輩や部下、子供に対して何かをする時に
頻繁に、もしくは強く、必死に、、




例えば力の入る怒りのような決意のような感覚があるとしたら、、
それは一度立ち止まって考える必要があります


え?
自分のされて嫌な事は引き継がないなんて、
いい事じゃん?
と思いますよね。
その通りです。
でもやっぱり立ち止まって自分と向き合う必要があります。
なぜなら
・
・
残念なことに、、、
そんな人は実は無意識の中で気持ちが
「されて嫌だった事をした人」に向いているからです。
そして原動力が怒りだからです。
いつもいつも、
だからこそ事あるごとに思います。
私はあの人みたいにはしない。
私はあなたみたいにはしない。
私はあの人とは違うんだ!!
ほら、私のやり方なら、人は傷つかないでしょう?
ほら、私のやり方の方が正しいでしょう?
まるで嫌な思いをさせたあの人に見せつけるように。
・本当は、
目の前のスタッフや後輩に
目を向けて、
耳を傾けて、
大事にしたい、育成したいんだと思います。
あの上司とは違う。
あの先輩とは違う。。
と、、、、あの上司が浮かぶ。
・可愛い我が子を
素直に愛したいだけなのに、
私はあのお母さんみたいな毒親にはならない!
僕はあんな無関心な父親にはならない!
と、、、、あの親が浮かぶ。。。。
悲しみや怒りと苦しさの混じったエネルギーを放ちながら
目の前の人と関わることになります。
いつも意識の半分が、目の前の人ではなく
「嫌な思いをさせたあの人」に向かっている状態です。
*
この感覚で人と接していると目の前の人(子供や後輩)が
こんなにしてやっているのに!

なんでわかってくれないの!

と怒りが爆発したり
感情のすれ違いもふえてゆきます。
*
だって「そんな事されて嫌だった」のは、、
部下やスタッフでもなく、
子供でもなく、、
あなたなんです。
それを、
「あの頃の自分」によく似た状態の相手に映し出してしまうから、
子供が、部下が、
そうならないように
そうならないように
先に庇うように接している状態です。
これは投影です。
庇って、とは言われていない。
相手は別に傷ついていない。
だからすれ違うんです。
*
あなたが
まず助け出してあげないといけないのは、
誰ですか?
そうです。
あの日辛かったあなた、です。
*
そうする事で無意識に「嫌だったあの人」に意識を向けるのではなく、
「目の前の人」に意識を注げるようになります。
そしてそれが相手とのまっすぐなコミュニケーションです。
*
この庇う気持ちが強い人は
幼少期からの傷を抱えていることが多いです。
嫌だけど我慢した。
嫌なのに受け入れた。
そうするしかなかった。
そんな感覚を紐解いて行く事で、
受け入れるしかなかったあなたの本当の気持ちを、助け出してあげる事が先決です。
*
でもそれは、あなたの犠牲のもとには成り立ちません。
自分を助けない人は他人を助けられないよ。
それではまたーーーー。
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