資格試験のCBT方式が進みつつありますが、過去問のpdfファイルが公開されている資格試験もまだまだあります。
過去問中心の勉強がやりやすく、大変ありがたいです。
私は、択一方式の資格試験は次の順序でしています。
最初からテキストの通読はしないのが特徴です。
① 主催者が公表している過去問のpdfファイルと解答番号をadobe readerで開く。
② adobe readerの注釈機能を使って、問題の選択肢に○(正しいものを選べ)、/(誤っているものを選べ)を付ける。
③ 正しい選択肢(正しいものを選ぶ問題の正解の選択肢。誤っているものを選ぶ問題の残りの選択肢)を読む。第1問から第5問までなど範囲を限定して実施。ただし、出題の法令が異なる場合は、一番の頻出分野からスタート。最新年度から遡っていく。
④ 過去問で出てきた該当部分のテキストを読む。
⑤ 再度、過去問のpdfの正しい選択肢を読む。
⑥ 過去問で出てきた該当部分のテキストを読む。(ここまで、過去問でも、テキストでも、正しい文章しか読んでいない状況。記憶が混乱するので、過去問の誤った選択肢は一切読んでいけない。過去問でどのような問われ方をしているのか、よく出てくる部分はどこかが、分かってくるまで過去問のpdfと該当部分のテキストを繰り返す。)
⑦ 過去問の誤っている選択肢について、過去問の解説を読む。(疲れるので、解いてはいけない。)
⑧ 範囲を区切って、過去問にチャレンジ。(特定の分野だけ繰り返した状況になっている。)
⑨ 特定の分野だけ限定して勉強しても、全く得点できそうもない場合は、向いてない分野の資格試験なので、別の資格に目を向ける。何とかなりそうだったら、次の問題(第6問から第10問までなど)に進む。
⑩ 第15問とかある程度まで進んだら、一旦、それまでの復習をかねて、全体を振り返る。(これ大事です。エビングハウスの忘却曲線は正しいと実感しています。)
⑪ 50問目まで進んだら、ひたすら繰り返しになりますが、マンネリ化しないよう、音読も取り入れると効果的です。(すらすら読めるということは、先の展開が予測できているということで、記憶が定着してきた証拠です。最終的には、誤った選択肢も臨機応変に正しい選択肢にして読めることを目指して下さい。)
⑫ 次の段階は、過去問のpdfファイルの余白部分に、正解の根拠となる条文などを貼り付けていきます。(adobe readerの注釈機能を使います。文字の色を変えておくと、問題文と混在しにくくなります。)根拠条文を押さえておくと、1つの条文で複数の問題に対応が出来ることが実感できると思います。(例えば、令和5年の第3問の選択肢アも令和2年の第8問の選択肢ウも判別可能だな!とか)
⑬ この段階になると、テキストの通読も、最初の頃とは比べものにならないほど早くなっているはずです。すらすら読めない場合は、その部分が弱点となっている場合があるので、最初の原点(過去問)に立ち返って復習あるのみです。なお、使用してこなかった他社のテキストの説明がわかりやすい場合もあるので、確認してみましょう。
⑭ 次の段階は、確実に合格を狙いにいく対策です。近年の難化傾向への対策という側面もあります。一つは、過去のものでもよいので予想問題を解いていくこと、二つ目は過去に出題された根拠条文の周辺を読んでおくこと。資格の種類によっては、上位資格の勉強を始めることもその対策になります。(管理業務主任者を目指している場合のマンション管理士や、PF技能士の上位級がこれに該当します。もし、手応えを感じたら、合格後の次のターゲットは決まりです。)
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