問題文 当社におけるM資材の購入と現場搬入に関する次の<資料>に基づ 問題文の補足 「M資材の購入」、「現場搬入」の各段階に分けて整理すること。 問題分の指示・条件 1.M資材の当月購入額(送り状価額) ¥8,400,000・・・・送り状価額であるから副費は加算されていない。 2.M資材の当月現場搬入額(送り状価額ベース) 鉄筋工事用¥7,700,000 共通仮設工事用¥655,000。なお、当月中にすべて現場で利用 3.M資材に関する当月副費実際発生額¥393,750・・・・ との比較により副費配賦差異を算出。 4.前月末におけるM資材の棚卸高(材料副費を含む) ¥304,500・・・・当月 購入額(送り状価額)¥8,400,000は、副費を含んでいな 5.M資材に対する副費の配賦方法購入時に送り状価額に対して5 する。・・・・重要な条件が示されている。①副費は購入の段階で ②送り状価額の5%である。 6.前月末におけるM資材に対する副費配賦差異の次月繰越高¥2 高)・・・・当月分の配賦差異との差し引き計算をするのに必要な 問1 直接工事費に算入されるM資材費を計算しなさい。 「共通仮設費」「現場管理費」「一般管理費」は、間接工事費であ 工事費に算入してはいけない。 なお、副費については、購入段階で また ため、全額(¥7,700,000×1.05)を直接工事費に算 計算式:7,700,000×1.05=8,085,000 問2 次月に繰り越すM資材の金額を計算しなさい。 購入時に副費は加算されるから、当然、次月に繰り越すM資材も副 なければいけない。 次月に繰り越すM資材=前月末におけるM資材の棚卸高(材料副費 月購入したM資材-当月利用したM資材 前月末におけるM資材の棚卸高¥304,500は、材料副費を含 ま利用。 当月購入したM資材¥8,400,000は、送り状価額で副費5 1.05を掛けて¥8,820,000 当月利用したM資材も送り状価額ベースなので、1.05を掛ける 計算式:(7,700,000+655,000)×1.05=8 注意:655,000円分のM資材も共通仮設工事用として使用済 の在庫から除くのは当然。(直接工事費ではないが・・・) 次月に繰り越すM資材=304,500+8,820,000-8 問3 M資材について当月の副費配賦差異の勘定残高を計算し、借方差異 は「A」、貸方差異の場合は「B」を解答用紙の所定の欄に記入し 「当月の副費配賦差異の勘定残高」=前月の副費配賦差異の勘定残 借方残高)+当月発生した副費配賦差異 副費は、「購入時に送り状価額に対して5%を予定配賦する。」と 題文の条件5にある。 今月に購入したM資材の5%が当月発生した副費(8,400,0 当月副費の実際発生額¥393,750との差額が当月発生した副 -393,750=26,250貸方差異) 当月の副費配賦差異の勘定残高=-2,950+26,250=2 |