私は子供の頃、川に行っては落ちている竹を拾い
ハリスと鈎を結んでは釣りをしていた
浮きはヤマブキの芯を使い、錘は小さい砂利を結ぶ
又1mぐらいの竹の先に40~50cmのハリスを結び
水中メガネで魚を見ながら釣るのが好きだった
そんな遊びと道具作りへの想いは、齢をとった今でも変わらない
先日荒川で拾った竹で竿を作ってみたが
いつもと変わらない竿となり、面白みも無い
そこで竹の穂先も考えたが
サバが掛かれば折れてしまう
私暇なんで・・・・・五目漁師さん風
そこで穂先を作ってみようと始めた
竹を割り、3本、穂先のイメージでカットして削る・・・・・三角竿
六角竿は穂先が太くなり、面白みにも掛けるので
ここで貼り合わせだが、六角竿と違い、竹の表面を内側に入れて貼り合わせる
この三角に空いた芯に補強として三角形に削ったヒゴを入れ接着する
このセメダインは弾性接着剤なので竿などには便利です
40分硬化型だが1時間以上置いた方が良さそうだ
竹の表面には脂もあり、乾くのは遅い
接着後タコ糸をほどいて、カンナで削り、その後ひたすらサンドペーパーで仕上げる
ここで休憩
取りあえず形にはなったが、次に考えるのは
錘負荷、
この時点で60号の錘をぶら下げてもほんの少し曲がるだけと
竹の強さに驚く・・・・・・(※ここで止めとけばよかった)
長い穂先は50号、短い穂先は35号目安で削るが
竹の表面は強く半分削るようだ
ちょっと接着面が心配だが、失敗は恐れない
拾った竹だ・・・・・(※手間暇、小道具と後で??????)
荒削りの穂先を調整しながらサンドペーパーを掛ける
グラスの穂先に比べて、倍太いが強さは同程度
節の箇所が心配だがもう少し削る
穂先のガイドを付ける前に漆を掛けたいので、この先は感で削るしかない・・・(※最大の失敗)
まぁー形にはなったが、繋ぎをインローにするか並継にするか迷い始める
並継では中継の竹が硬く、面白くなさそうだ
そこで無理を承知でインローで作ったが、失敗
失敗した部分は切り取り捨ててしまった
その後並継など試してみたが、イメージとは程遠く
又、錘を下げて試すうち穂先は割れて使えなくなってしまった
その原因は竹の選定でした
穂先に使用した竹そのものが弱く、焼き入れもしてないので脆さが出てしまった
まぁー失敗でしたが、作る過程に問題は無い・・・・・でもない・・・
三角竿は失敗だったので、次回は4角竿に挑戦
図面は出来ている
設計士として、見せられる図ではないが?????
こんな組み方を考えている
(※グラスの穂先なら2000円で売っている、加工も楽で失敗も少ない)
しかし、竹の穂先を作る事で今までにない竿作りの楽しさが判ってきた
(※こうでも言わないと惨めになる)穂先1本で三日間、手に豆を作りながらも削る事の充足感
仕上がりのイメージを浮かべては、ひたすら無心に削り
完成した穂先を見て、良い出来だなーと飾っておきたくなる・・・・(※ここで止めれば良かった)
まぁー今回は失敗作だったが
物作りの楽しさは、こんな処にもありますね・・・・・(※痩せ我慢)
(※)はブログを書いた後の感想です
k--君に言われる前に・・・・・・・