今年初めての山歩き

初歩きならまず、神社で安全祈願をしてからと想い

奥多摩や奥秩父の神社を思い浮かべた処

冬のイメージに合いそうな三峯神社へ行く事にした、が

私は神社仏閣に興味は無く、又山の山頂も同じである

しかし、我が息子は私と正反対な性格で

何かある度、三峯神社へ行くらしい

そんなことで、初めて三峯神社へ行く

三峯神社へ行くには秩父駅からバスで行くか

大輪までバスで行き、表参道から登るルートもあり

又冬の時期雪道が気になるようなら裏参道の安全なルートもある

秩父駅からバスに乗り、三峯神社に向かうが

期待していた雪の景色は無く・・・・大輪で下りる

三峯神社の表参道入口である

江戸時代以前から続いている三峯神社参拝ルートを登り

奥の院の妙法ケ岳までいく予定

想像していた通りの山道で気分は爽快

ここからがスタート、k-熊出没注意の看板が気になるが、冬眠しているだろう

日光杉並木の雰囲気もあり、足は軽やか

又タイムスリップでもしたかのように

太い杉の木立から立小便でもしていた江戸の町民が出てきそうな山道である

多少歩きにくい場所もあるが、こんなものだろうと40分を過ぎた頃

清涼の滝に到着

誰一人いないが、汗を拭く姉さんかぶりの女性や、滝壺で足を洗う町民の

笑い声が聞こえてくるような気がするから不思議です

ここで身を清め、登り始めていた場所

この場所を過ぎると山道は一気に変わる

20数年前までロープウェイもあり歩く事の少なかった事で荒れてしまったのか

とても表参道とは思えない道が続く

又、急勾配を歩き続けた事で足もフラフラ、20m登っては一休みと

体力が落ちているのを実感する

そんな時、

薬師堂跡の休憩所に到着

11時を過ぎているので、ここで昼食

山歩き定番の弁当、お稲荷さんと海苔巻き

これが一番旨い

少し元気が出てきたところで歩き始めるが

渓流の流れる音とは違う、ゴォーと聞こえる音と共に

大量の枯葉が吹き抜ける

写真ではわからないが、大半の杉の木の芯は空洞

かろうじて外皮から吸い上げた水分で

小さい木の枝に少しだけ葉もついているが

強い風が吹く度、木の割れる音が聞こえる

お化け杉街道のようで、一気に離れたいが

足は重く、なかなか進まない

それでも無事に通過し

お化け杉並木を抜けると、木で作られた階段が始まる

スティックに力を入れ、なんとか足を持ち上げて登る

林道に出て、残り460m

ほっと一息をつくが

先日降った雨の影響か山道はアイスバーン

こんなことも想定して

簡易なスノースパイクを用意していたが

手に取り氷を叩いてみると、氷は割れず、逆に良く滑る

スパイクの装着は止め、杭寄りの少し残っている雪の上をゆっくりと

安全を確かめながら、なんとか脱出した

やっと着いた

4kmちょっとの道だが、予定の時間を、一時間オーバー

参拝客もまばらのようだが、10人前後の人を見ている

安全祈願、お参りをして、次の場所へ向かう

この地図の位置から右へ歩き、妙法ケ岳、奥の院迄行く

その先に見える雲取山、ここには行かない

残り1,4km、もう少しだが、我慢の坂道が続く

小刻みに休憩を取り

セーターも脱ぎ捨てシャッツ一枚で登り始める

やっと稜線と言うか平らな道に出たが

枯葉を寄せると下はアイスバーン

後少しで到着だが、登りより帰りの坂道が危ない

少しでも滑れば谷底へ落ちていく

そこで、この場所で諦めた、足も限界でした

関東一のパワースポットならではの山道でしたね

改めて、昔の人の足の強さに驚きました