名張のお菓子でおもてなし条例とYASHINBO
17日は名張出張でしたが、その際に名張市内のお菓子屋さんの名物を結集したパッケージ「YASNBO」を頂戴しました。なかなか楽しいセットです。
お伊勢参り中継地として栄えた名張市はお菓子のまちとして知られていますが、平成28年12月にはお菓子の産業振興のために「『食べてだあこ』名張のお菓子でおもてなし条例」が制定されました。「地元の日本酒で乾杯条例」など、地域の産業振興のための条例は各地にありますが、名張の条例はまちの特徴が出ていて楽しいですね。ちなみに、きっかけは県菓子工業組合名張支部が市と市議会に市内の菓子産業の振興を要望したことで、市議会の女性市議6人が中心になって条例を策定したとのこと。
地場産品や名物、名所などで産業振興を目指す条例は議員立法に向いているため、全国で制定が相次いでいるものの、「方言」を使用した条例はほとんどありません。
ちなみに、冒頭の「やしんぼ」は名張の言葉で「食いしん坊」のこと。名張の人々の地の言葉を大切にする感性が伝わってくるではありませんか。
セットのお菓子のひとつをいただきましたが、意外にも今風の洋のテイストが入ったハイカラな逸品でした。
地域福祉の先進地として厚労関係に知れ渡る名張ですが、「YASINBO」もまた、地域の方々の知恵が詰まった楽しい取り組みとして、エンジョイさせていただいたところです。ごちそうさまでした。