本年の国有施設とのコロナ関連のやり取りについての概要 | 前和光市長 松本たけひろ オフィシャルウェブサイト

本年の国有施設とのコロナ関連のやり取りについての概要

本年の国有施設とのコロナ関連のやり取りの概要について記します(それぞれはすべて公になっている内容です)。

1月下旬、内閣府から武漢からのチャーター便の乗客について、国立保健医療科学院の宿泊施設等で経過観察をする(させてほしい、ではなく、する、という趣旨)、との連絡があり、経過観察中の実務について、施設及び内閣府、埼玉県と調整しました。また、衛生管理等の状況について、市民向けに説明しました。

2月上旬には、内閣府からクルーズ船からの下船者を税大の宿泊施設等で経過観察したい、との連絡があり、施設、内閣府、埼玉県と調整を行いました。引き続き市民向けに説明を行いました。

3月中旬にはすべての経過観察者が退所されました。

その後、4月からの国有施設の集合研修について、感染状況に鑑み、埼玉県と連名で中止できるものは中止、オンライン化できるものはオンライン化を強く要請し、政府にもご配慮いただき、要望通りにしていただきました。

そして、緊急事態宣言終了までは大人数が集まっての集合研修は行われ方々のなかったと認識しています。

また、緊急事態宣言終了後についても、各施設の研修や試験の再開に当たっては、各施設から再開時の感染症対策の取り組みについて情報提供をいただき、参加者の健康や地域への影響に鑑み、各施設の感染対策について、市の危機管理担当とともに、現地で確認させていただきました。

その際、どうしても集合が必要な試験等以外については集合形式をとらないよう強く要請し、ごく少人数のものを除き、引き続きオンラインで実施されたという認識です。

試験等の実施準備に当たって施設の関連個所を市の危機管理担当と私で確認しました。

参加者と施設外との接点をできるだけ抑制する観点から、売店での食事の提供をはじめ時差での登下校にご協力いただきました。駅からも、参加者には速やかに帰宅していただくお願いをし、一部の例外を除いてそのようにご対応いただいたと認識しています。

国有施設と市役所の間には当然のことながら、監督権限があるわけではもなく、日ごろから任意で情報交換を行い、市民大学をはじめとする事業にご協力をお願いしています。

毎年、定例の一堂に会しての意見交換会(本年は中止)をはじめ、国有施設の主要な人事の際には挨拶がてらコミュニケーションを取らせていただいています。

 

コロナ禍において、感染症対策等に関するスムーズなやり取りができたのは日頃からの顔の見える関係性があるからであると認識しています。また、各施設の取り組みを市として市民に「広報わこう」などを通じて積極的に広報することにより、地域の方々の不安感を(すべてとはいえないまでも)取り除く努力をしています。

 

以上が主な経緯ですが、実際の調整に当たっては市役所の担当と国有施設の担当で都度、何度もやり取りをさせていただきました。また、必要な事項については各施設のホームページで対策について可能な限り詳しく掲出していただきました。

 

今後も、感染状況に鑑み、日ごろからの信頼関係を踏まえてやり取りをさせていただき、市民と国有施設関係者の安全性確保に努めてまいります。