政府が緊急事態宣言を行うなら、支持すべき状況です | 前和光市長 松本たけひろ オフィシャルウェブサイト

政府が緊急事態宣言を行うなら、支持すべき状況です

もちろん、十分な準備と説明が必要ですが、私は今後、それなりの確率で行われるであろう特措法による緊急事態宣言を支持します。いや、機は熟したと考えます。
これまでの法的根拠のない「要請」は、爆発的な患者増のリスクが大きくない段階では、意味のあるものでした。
しかしながら、昨日の都内で41人という患者増、本日の同じく都内で40人超という速報を踏まえ、確実に事態の深刻度は変わったと考えられます。
要請では済まない、ハイリスクの判断を機動的に行う必要性が高まっています。

緊急事態宣言を背景にすれば、都道府県知事は過大な訴訟リスクに晒されることなく様々な判断ができます。
また、市町村長も知事の指示等を踏まえた判断をすることにより、これまた訴訟リスクに直面せずに様々な判断をすることができます。
多くの方々はご存じないと思いますが、総理や大臣と首長の最大の差は、訴訟における個人賠償責任(と、リコール)リスクの存在です。
緊急事態宣言により、今後想定しうる事態の急変にすべての自治体が背面の憂いなく思い切った対応をするためには、緊急事態宣言は必須と考えます。
空振りはあるかもしれませんが、それはそれで幸せなことです。

市民の皆様にも、そういう状況を踏まえた行動をお願いいたします。