まちづくりの進展とともに高まる和光市の土地ニーズ~地価公示2020 | 前和光市長 松本たけひろ オフィシャルウェブサイト

まちづくりの進展とともに高まる和光市の土地ニーズ~地価公示2020

公示地価が本日皆様のところに届いた新聞に出ていることと思います。地価が高いことは良いことばかりではありませんが、活力の反映でもあります。あくまでも新型コロナ騒ぎの前のデータですが、今年も和光市内は全地点で上昇。
住居系では丸山台2が366千円、商業系では丸山台1が660千円で市内では最高でした。また、区画整理済みの場所など道路網がしっかりしているところが軒並み高く、都市基盤整備による不動産価値(≒利便性や快適性)の向上効果が高いことがあらためてわかります。

私は市の政策会議でも、東上線の埼玉区間で一番地価が高くて当たり前(何しろ都心に近いのですから)だから、まずはそれを目指そう、という発言をしばしばしてきましたが、就任時、ふじみ野駅、志木駅など3駅に和光市丸山台よりも地価の高いポイントがありました。すでに住居系は沿線で和光市丸山台より高いポイントはなく、商業系でも名前を挙げていない某駅を抜き去りましたが、ふじみ野駅前、志木駅前のそれぞれ1つのポイントが僅差で和光市駅南口より上にいます。
ただ、僅差であり、特段の変化がなくても数年で追いつくことと思います。さらに言うと、北口の土地区画整理と再開発により、和光市新倉、下新倉の各1丁目は大幅にニーズが高まる可能性が高いので、それらの進展により、ようやく和光市の地理的な位置にふさわしい評価がなされるようになろうかと思います。これを地価を高めるためではなく、快適な地域の暮らしのために着実に進めなければなりません。もちろん、そのおまけとして地価はついてきます。

なお、公示地価は不動産鑑定評価により決まります。まちづくりにおいて、鑑定基準等をしっかり意識していれば、地価評価は高くなり、しかも、鑑定基準はそれぞれの用途における必要条件を踏まえていますので、それぞれの用途におけるいいまちの必要条件が満たされることになります。

(グラフ出所は朝日新聞デジタル)