日本が直面しているのは「ゴーン氏的な価値観」との戦い | 前和光市長 松本たけひろ オフィシャルウェブサイト

日本が直面しているのは「ゴーン氏的な価値観」との戦い

カルロス・ゴーン氏が「コストカッターw」ともてはやされた時代に「こんなサルみたいな経営なら俺でもできるわ。恥ずかしくて日本人は誰もやらないだけで」と思った日本人って多いと思うんですよ。でも、明らかになったゴーンの所業と逃亡劇を見て、「こんなサルみたいな倫理観、ムリ」「うわあ、恥ずかしい」と思った日本人も多いと思うんです。
結局、今、世界を牛耳っているグローバル資本主義の価値観って人間の大切な部分を捨象して、残りカス、つまり脳の古い部分で勝負することだから、「恥を知る」大部分の日本人にはムリだと思います。
 
ただ、自分はやらなくても、相手はやってくる、という意識と知識は必要で、また、対応できるだけの制度(日本は法改正の対応が遅い。発信器さえつけていれば逃亡は阻止できたかもしれない)とか、テクノロジー、覚悟なんかは不可欠だなあ、と思いました(もちろん、その相手には恥知らずの日本人も含みます)。
 
所詮、東京地裁とか無罪請負芸人の弘中弁護士みたいなのは自分は賢いと思っているけれど時代遅れの無能(ゴーン氏に逃げられる要因を作ったという意味での無能。弁護士としての能力は存じ上げませんが優秀だそうです)で、あのレベルでは出し抜かれてしまう時代、という意識は持たなければなあ、と年末年始のゴーン猿芝居で感じました。