和光市は餅つきシーズン。さて、市内で一番重い杵は!? | 前和光市長 松本たけひろ オフィシャルウェブサイト

和光市は餅つきシーズン。さて、市内で一番重い杵は!?

12月に入り、市内各地で親睦や炊き出し訓練を兼ねた餅つきが始まりました。
自治会ごとに、あるいは地区の自治会連合会単位で、地域センターの運営委員会として、など、地域の方々が力を合わせて準備をし、当日はたくさんの地域住民が集まる餅つきは、和光市の地域力が存分に発揮される場。私もお声がかかった地域には行かせていただき、皆さんと楽しいひと時を過ごしています。

さて、市内全域で杵を持たせていただいていると、地域により社協のレンタルを使う地域、地域で道具を持っている地域、といろいろな特徴が見えます。中には割れた臼を修理に出すのではなく、自己流に、しかし上手に修繕している地域もあり、非常に面白いです。
杵にも大小あり、以前は大小しか見分けもつかなかったのですが、持ちやすい杵、使いづらい杵などまちまちです。
大きい方の杵も一通りではなく、大にも大小というか、かなりの差があります。
市内で一番重い杵はというと、断然、向山地域センターで使われている杵で、写真の通り、大きくて大変重量感のあるものです。
この杵でつくと、ヘッドを臼に自然落下させるだけで餅ができますが、持ち上げるのがとてつもなく重い。
一方で、小さめのヘッドだと軽くてどんどん振り回せますが、なかなかつき上がらずバテます。ましてや、子ども用の小さな杵ではついてもついても餅になりません。
初めて餅をつく人は大きい方の杵のヘッドの重さに驚くのですが、あの重さにはちゃんと意味があるんですね。

仕事もそうですが、餅つきも道具には意味があったり、トータルで大切なのはバランスだったりします。
たかだか餅つき、と考えがちですが、やればやるほど奥が深いです。

そして、実は本当に深いのは返し手の技。
私は仕事上、返し手になったことはないのですが、いずれは経験してみたいなと思います。返し手によって「つきやすさ」もものすごく変わります。