流域型洪水と国、県、市町村ホットライン
録画していたNスペ「巨大台風“流域型洪水”の衝撃」
ネーメングセンスの是非は別にして、流域に着目した減災や避難のあり方を強調したことは良かった。
オンデマンドで見られるので、見ていない方はぜひともご覧ください。
ちなみに、「政府の責任逃れのための新ワード」という調査能力ゼロで的外れな論評もあるようで驚きましたが、広範囲の雨量計の数値を過去と比較して欲しいですね。局面が変わったとわかるから。
東日本大震災や西日本豪雨以来、首長と国県の出先機関のホットラインをしっかり確保して、「分からないことは聞いてください」という体制になっています。
実は災害時が近いとき、県土事務所などからはブッシュ型で何かあったら遠慮なく、と声かけもあります。
今回、荒川流域全体が経験のない雨量ということで、河川事務所や気象台に迷惑かとは思いつつ懸念事項を直接相談することで、降雨の状況や一定の時間軸の中でどういうことが起きうるかを想像し、確認しながら判断できました。
もちろん、熊谷の気象台とか荒川上流事務所に数十人の首長がひっきりなしに電話していたら仕事の妨害になるわけですが、そんなにホットラインを活用した人もいなかったわけで、私も一度経験すれば今回ほどは何でも聞きませんので、まあ、許容範囲だったかなと思います。