SDGsとプラゴミの勉強会 | 前和光市長 松本たけひろ オフィシャルウェブサイト

SDGsとプラゴミの勉強会

呼びかけ人として参加させていただいている都市センター「都市の未来を語る市長の会に出席しました。
今回のお題は「SDGsへの取組み~プラスチックごみ問題」。
闊達な議論ができるよう、また、ブックレットをちゃんと読んでもらえるよう、詳細は勝手に口外しないルールになっているので、後日出来上がるブックレットをご覧いただきたいのですが、概要のみご報告します。
ちなみにブックレットは各自治体に配布されるとともに、日本都市センターウェブサイトで公開されます。

冒頭、私は呼びかけ人として形ばかりの趣旨説明を行い、早速、大正大学の岡山朋子先生による基調講演に入ります。
私が印象に残ったのは、

SDGsについて、経団連企業の方がまだ意識としては先行していて、自治体は他人事と考えているケースが多い。また、国際的に見て、日本政府の意識は低く、盛り上がりに欠けている

SDGsは17あるゴールを全て達成することにより人類の「持続可能な未来」を実現していこうというものだが、日本ではジェンダー平等と適切な働き方の2つが絶望的に厳しくて、必然的に少子高齢化に歯止めがかからず、我が国は持続不可能な消滅途上国となっていると認識してほしい

よって、動きの鈍い国全体ではなく地域としての生き残りを模索するのがよろしかろうと思う

プラスチックゴミ問題は、これまで3つの波があった。資源の浪費の問題、塩ビやダイオキシンという環境汚染問題、そして昨今注目の海洋汚染問題である

等々、
環境団体事務局がキャリアのスタートということで、まさに現場で仕事をしてきた危機意識や、価値観がひしひしと伝わって来ました。

後半は自治体の取り組み事例。
京都府亀岡市の桂川孝裕市長、東京都立川市の清水庄平市長から報告がありました。

ちなみに今日の司会は同じ呼びかけ人の、多治見の古川市長。今日のお題とともに、陶器の町の立場から、会場に磁気の器で提供された紅茶の脇に配布されたペットボトルについて、これでコップがガラスじゃなくてプラとか紙だったら一言言うところですよ、と相変わらずの軽妙なトークで議論をリードしてくださいました。