和光市にもある地下神殿
台風19号で大いに活躍したのが地下放水路や地下調整池。
特に首都圏外郭放水路は巨大な容量にもかかわらずその9割以上が稼働し、まさに危機一髪だったことがわかります。
さて、実は和光市にも地下調整池があります。その一つが桜坂公園の下にある、中央第二谷中地区土地区画整理事業により整備された調整池。
桜坂公園は傾斜地を活用した特徴ある公園で、様々な桜が地域の皆さんの春を楽しく演出しています。
しかし、その地下には巨大な貯水タンクがあり、降雨時に雨水を溜め込み、自然流下により水を少しずつ谷中川に放流することで谷中川、越戸川の急激な増水を防いでいます。
面整備と呼ばれる土地区画整理事業の役割の一つに街の防災機能の強化があります。和光市ではこれまでに広大な地域の土地区画整理事業を進めてきましたが、それにより、着実に街の雨水の調整機能が高まっているのです。