幼児教育保育無償化で国が土壇場の騙し討ち? | 前和光市長 松本たけひろ オフィシャルウェブサイト

幼児教育保育無償化で国が土壇場の騙し討ち?

国による幼児教育保育無償化はこれまでお伝えしてきたようにグダグダかつ制度不備、準備不足でとにかく対応に苦労しました。
そして、先日、私も出席した8月2日の幼児教育保育の国と地方の協議の場 幹事会では明確な話がなかったのですが、その後にいきなり国が制度上重要な数字を変更していたことが判明。今回、無償化といっても食費4500円は保護者負担ね、という制度設計で、その分は国の無償化財源からはカットするからヨロシク、という仕組みになっていてまさに羊頭狗肉なのですが、 市長会からも委員の出ていた8月29日の会議の席上、終了間際になってさらっとこの4500円を5181円と言い換えていたことが後でわかったんですよ。
その金額変更が、仮に誠実な説明で8月29日に示されてもそれはギリギリを超えたタイミングでとんでもないことなのですが、相手に気づかないように会議のラストでさらっと言うというやり方がまた汚い。
会議の場に出席者がいた市長会としては、まことに情けないのですが、普通はそういうことはあり得ないじゃないですか。その言い換えにはしばらくの間、全然気付かなくて、後になって、市長会の事務局が気付いてみんなで怒り狂うという展開になっております。仮に8月議会の議案提出前にしっかりと市長会側が説明を受けられれば、納得しないにしても議案の出し方をそれなりに変えられました。
もう、4500円前提で制度を作り、市民に説明し、議案も議会に出してしまいました。
それなのに、今さら681円も財源を減らすとかありえない話であり、まずは4500円でスタートすべきです。
今後のことは立谷会長のご指導のもと、しっかりと考えさせていただきます。