常総市での視察研修1 坂野家住宅
昨日の常総市視察で国指定の重要文化財である「坂野家住宅」を訪問しました。ご当地に定着してから500年と言われる坂野家は、新田開発などで活躍した豪農であり、地域の惣名主的な存在だったそうです。
水海道は和光と同じ天領であり、坂野家は幕府の役人の執務スペースでもあったそうで、幕府の役人専用の正門と言うべき入り口からは当家の主人ですら出入りはできなかったのだとか。
(素敵な場所なので、みんなで座らせていただき記念撮影をしました。)
さて、水海道は江戸末期以降、水運で発展し「鬼怒川の水は尽きるとも、その富は尽くることなし」と称され繁栄しました。
富の集積するところに文化あり。
坂野家は文化に造詣の深い当主を輩出したこともあり、多方面から文化人が集まるサロンのような存在となり、蔵には江戸期から明治期ぐらいまでに集まった文化人のたちが描き、書き残した書画が山のようにあるとのことです。
現場に展示されているものもひとつひとつが大変貴重な文化財であり、楽しく見させていただきました。
豪農の家だけに、複雑な造りの主屋、豪壮な表門、モダンな造りの書院など美しさと、一方で土間には今にも調理が始まりそうなかまど、別棟の新倉庫には農機具など、まさに土の匂いのする部分も存在感がありました。
また、戦時中に埋めて畑にされていた池のある庭園、美しい屋敷林や竹林など、関東平野の暮らしが息づく素敵な空間でした。
ここはまた、山口百恵主演の「野菊の墓」からauのCMまで、無数の撮影隊がやってきたフィルムコミッションの元祖のような場でもあります。
大変勉強になる、そして、日本人として心地の良いひとときであり場でもありました。
なお、坂野家住宅を市に寄贈した坂野家の人々はというと、隣接する地所でナチュラルローズガーデンを整備し、育種などにも取り組みながらバラとともに生きるという、なんとも素敵な暮らしをしておられました。
有料のローズガーデンには、クラブクーリズムのバスが押し寄せ、なんとついでに坂野家住宅を見学して帰るといいます。
坂野家のご先祖様もびっくりしておられるのではないかと思います。ちなみに私が理研の重イオンビームによる育種のお話をしたところ、かねてから興味があり、見に行きたいとおっしゃるあたりはさすが文化人を輩出してきた坂野家!







水海道は和光と同じ天領であり、坂野家は幕府の役人の執務スペースでもあったそうで、幕府の役人専用の正門と言うべき入り口からは当家の主人ですら出入りはできなかったのだとか。
(素敵な場所なので、みんなで座らせていただき記念撮影をしました。)
さて、水海道は江戸末期以降、水運で発展し「鬼怒川の水は尽きるとも、その富は尽くることなし」と称され繁栄しました。
富の集積するところに文化あり。
坂野家は文化に造詣の深い当主を輩出したこともあり、多方面から文化人が集まるサロンのような存在となり、蔵には江戸期から明治期ぐらいまでに集まった文化人のたちが描き、書き残した書画が山のようにあるとのことです。
現場に展示されているものもひとつひとつが大変貴重な文化財であり、楽しく見させていただきました。
豪農の家だけに、複雑な造りの主屋、豪壮な表門、モダンな造りの書院など美しさと、一方で土間には今にも調理が始まりそうなかまど、別棟の新倉庫には農機具など、まさに土の匂いのする部分も存在感がありました。
また、戦時中に埋めて畑にされていた池のある庭園、美しい屋敷林や竹林など、関東平野の暮らしが息づく素敵な空間でした。
ここはまた、山口百恵主演の「野菊の墓」からauのCMまで、無数の撮影隊がやってきたフィルムコミッションの元祖のような場でもあります。
大変勉強になる、そして、日本人として心地の良いひとときであり場でもありました。
なお、坂野家住宅を市に寄贈した坂野家の人々はというと、隣接する地所でナチュラルローズガーデンを整備し、育種などにも取り組みながらバラとともに生きるという、なんとも素敵な暮らしをしておられました。
有料のローズガーデンには、クラブクーリズムのバスが押し寄せ、なんとついでに坂野家住宅を見学して帰るといいます。
坂野家のご先祖様もびっくりしておられるのではないかと思います。ちなみに私が理研の重イオンビームによる育種のお話をしたところ、かねてから興味があり、見に行きたいとおっしゃるあたりはさすが文化人を輩出してきた坂野家!






