日本経済「スカスカ」論 | 前和光市長 松本たけひろ オフィシャルウェブサイト

日本経済「スカスカ」論

リンク先の冷泉彰彦氏の日本経済「スカスカ」論が話題になっています。スカスカ、もう少しわかりやすく言うと、日本は世界の儲かる部分で勝ててない。

「もはや先進国ではない。なぜ、日本経済はスカスカになったのか?」
https://www.mag2.com/p/news/382054

儲かる部分とは、記事本文にあるように完成品を高く売る、という部分。
だから、日本経済は「スカスカ」というより、儲かる仕事ができてない、という感じ。
魚を獲るところから消費者に届けるところまでで言うと、獲るだけだと儲からなくで、一番儲けるのは最終消費者とのインターフェースを持っているところ、つまり、レストランとか小売店。昨今の日本企業は獲るだけか卸までの商売しかできていない。スカスカではなくて、インターフェースがない。
千葉の保田漁協が「ばんや」という店をやってます。組合員が魚を獲り直営のレストランで出すことで、全ての利益が漁協に入っています。しかも儲かっているから腕のいい料理人を雇え付加価値の高い商売ができている。これは店というインターフェースがあるから。技術があってもそれを誇るだけではダメで、完成品を作るのが儲けの必須条件。かろうじてそこが守れているのが自動車産業。
ごくごく当たり前の結論なのだけど、日本全体がまた、保田漁協みたいにならないと二度と日本人は豊かになれません。ばんやで美味しい磯料理を食べて、そんなことを感じました。
http://www.banya-grp.jp/