パリ市水道再公営化のホントの話〜資産経営・公民連携首長会議
資産経営・公民連携首長会議に出席しました。
冒頭、鈴木浜松市長からの挨拶で、パリの水道事業の再公営化について、お話がありました。
パリ市が社会党政権になり、その象徴として再民営化が行われた、ということ、そして、事業の大部分は引き続き民間が担っており、公営となった経営体も大多数はこれまでも民間水道事業者から来た職員、という現状だそうです。
もっとも、和光市の水道事業も運転管理、料金収納等を民間に委ねており、計画や施設の更新の設計や工事の入札など、役所の職員の直営の仕事は一部にとどまっています。いわば公民ハイブリッド経営。これが世間の水道事業のリアルな姿。
また、和光市の場合、コンパクトシティということで、料金は圏内で二番目に安く、広域化のメリットはあまりなく、当面は今の体制を維持しつつ、様々な手法を調査検討する、というイメージになります。
議論のお題は水道法の改正、公共施設マネジメントと公会計。どちらも議員時代から長年取り組んでいるテーマでした。