和光北インター地域土地区画整理事業 竣工記念碑 除幕式 | 前和光市長 松本たけひろ オフィシャルウェブサイト

和光北インター地域土地区画整理事業 竣工記念碑 除幕式

平成14年から事業化への準備が始まり、21年12月、事業認可、そして今月竣工した和光北インター地域土地区画整理事業。その竣工記念碑の除幕式をはじめとする記念行事が本日、挙行されました。
北インター地区は今でこそ、和光市の北玄関として巨大な物流センターなどが立ち並ぶ偉容を誇っていますが、この事業化の前の平成14年頃には市街化調整区域として墓地ができる計画が持ち上がるなど、今、和光高校周辺で持ち上がっている課題と同様の課題があり、地域の方々に危機意識がありました。
しかしながら、リーマンショック後の厳しい経済状況の中、21年12月には事業認可を得たものの、そのままの事業計画では市の資金が続かないこと、ニーズについて、状況が厳しくなったことから、事業の継続が危ぶまれる状況になりました。私も正直、景気と税収の回復が成るまでは着工は難しいのではないかと感じていました。
すると現場から経験のあるコンサルを使って計画を考え直しましょう、という提案があり、事業提案を経て街区等の大幅見直し、減歩率UP、業務代行方式の採用等の提案があり、市の資金繰り的にも何とかなるだろう、という判断の下、平成24年度から戸田建設、大和ハウス工業を業務代行者に選定、25年3月に着工にこぎつけました。
その後は平成27年5月には早くも東京北部郵便局が業務開始となるなど、ハイペースで事業が進捗し、今回の竣工に至りました。
リーマンショックがなかったら、市の財政がギリギリまで追い込まれなかったら、多分、北インター地域はこんな姿ではなかったでしょう。
現場から新たな提案がなかったら、理事会の皆様があらたな方式に理解を示してくださらなかったら、あらたな減歩にご賛同いただけなかったら、やはり、今の姿はなかったでしょう。
もちろん、いろいろと過不足もあったかもしれません。たとえばインキュベーションからの進出は一社にとどまっています。今、事業化が検討されている北インター東部地区では、市内企業の進出や市民が楽しめる商業系の場の確保なども課題として認識しています。

いずれにしても、今の北インター地域が和光市の北玄関の顔であることは間違いなく、未来に向けた和光市の成長エンジンであることを確信しています。

それにしても除幕の瞬間にトラックが来るとは(笑)