和光市成人式。「あなたは税を払わされる人ですか、税負担で社会を変える人ですか!?」
市の成人式に出席しました。
和光市の成人式は新成人の実行委員会が企画し、進行します。だからなのか、新成人が皆、進行に協力的で、毎年非常に和やかな雰囲気です。
私からはあいさつで
「税金、払わされている、と感じている人、いますか?
皆さんは税を負担しています。そして、今回、皆さんは投票権を得ます。実は、税を負担しただけでは皆さんは社会的な責任を果たしたことはなりません。ただ、税を負担するだけでなく、投票によって税の使い道の意思表示をし、政治的な発信をして初めて、社会的な責任を果たしたことにとなります。
いま、シルバー民主主義という言葉がマスコミをにぎわしています。有権者の中で、高齢者の人数が多くて若者の人数が少ないから、政策に若者の意見が反映されない、という趣旨で使われているようです。しかし、それだけでしょうか。実は政治的な意思の発信においても、若者は高齢者と比較すると低調であるように感じます。ぜひ、投票に行き、それだけでなく、政治的な思いを発信してください。そして、未来を創るための一翼を担っていただければと思います。
皆さんの洋々たる未来をご祈念し、これまでみなさんを育てていただいた保護者の皆様、学校の先生方をはじめとする関係各位に感謝申し上げてあいさつとします。」
という趣旨のお話をしました。
「ただ税を負担するだけの人」で政治的に動かない人は「税を払わされている人」になりがちです。
しかし、税を負担し、負担した税の使い道について、投票で意思を表明し、さらに政治的な発信をして未来を創造する人は「納税を投票と一体になった権利として、積極的に税を負担し、未来を変える人」になりうると思います。 税金を払わされている人になるか、投票と一体となった権利として税を負担する人になるか、それを決めるのはあなたです。
ちなみに、三枚目の写真は開始前の会場を上からのモニターで眺めたもの。男女の服装の色がきれいに色分けされていて面白いです。