和光市と羽田が近くなる、大田区「蒲蒲線構想」を和光市は応援します! | 前和光市長 松本たけひろ オフィシャルウェブサイト

和光市と羽田が近くなる、大田区「蒲蒲線構想」を和光市は応援します!

突然ですが、皆さんは蒲蒲線構想をご存じでしょうか。並行して走っている京急の蒲田とJR(と直角に交わっている東急)蒲田の間はたったの800メートル。たかが800メートル、されど800メートル。この間の微妙な不便さは、知っている方なら知っていると思います。


さて、この800メートルを埋めるということは意外なことに、大田区民だけでなく、広範囲の首都圏住民にとって大きな意義を持っています。


どういうことか、添付の画像をご覧ください。

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この画像は大田区が制作した「新空港線≪蒲蒲線≫整備促進事業のPRリーフレット」からお借りしたものです。右図「広がる鉄道ネットワーク」でお分かりのように、現在、すでに副都心線から京急蒲田までは直通の電車こそないものの、「繋がって」います。つまり、この800メートルを繋ぐことで、和光市から羽田空港までの直通運転が可能になるのです。

左の「利用者便益の分布」をご覧いただければご理解いただけると思いますが、和光市民にとり、この利益は計り知れません。実際に、和光市駅から羽田空港駅までの所要時間は直通運転で遅くとも75分程度になることが下記の大田区の調査資料からは試算できます。
http://www.city.ota.tokyo.jp/seikatsu/sumaimachinami/koutsu/kamakamasen/sinnkuukousenntyousa.files/24torimatome_web.pdf


長々と書いてきました。この構想、実は東京都の交通ネットワーク構想においては「整備について検討すべき路線」という第二順位の評価となっています。しかしながら、最高評価の「整備について優先的に検討すべき路線」に挙げられている路線と比較しても、その事業効果は勝るとも劣らない、ということができます(下記リンク参照)。
http://www.metro.tokyo.jp/INET/KONDAN/2015/07/DATA/40p7a100.pdf

そこで、和光市としては、今後の大田区を中心とした要望活動に埼玉県内の関係自治体とともに参画することといたしました。
今後、県内の関係自治体が出そろったところであらためてプレスリリースをさせていただく予定ですが、まずは皆様にお知らせいたします。

参考
大田区「蒲蒲線」サイト
http://www.city.ota.tokyo.jp/seikatsu/sumaimachinami/koutsu/kamakamasen/index.html