保育料の値上げの本質は助け合い | 前和光市長 松本たけひろ オフィシャルウェブサイト

保育料の値上げの本質は助け合い

保育料の値上げについて、すでに説明会等でお話しさせていただいたところですが、補足させていただきます。

(今年度の通知は8月にお届けできる予定です。市県民税基準になることと、激変緩和措置があるため、大幅な変化がある方もおられますことをご承知くださいね。)


制度が決定された議会に先立っての説明会では、こども子育て新制度の施行により、従来よりは国の示した料金体系に沿った形にしたということ(これにより、国と比較して大幅に割安だった中間層に大きい値上げ幅が生じています)、他のサービスと比較して自己負担比率が低かった点を他のサービスに近い水準にさせていただいたということをお話しさせていただきましたが、併せて、激変緩和措置として時限的な値上げ幅の圧縮措置を導入しています。


さて、値上げの本質ですが、これにより、園の新設等の財源が用意できる、という意味では値上げは保護者間の助け合いなんです。
今回値上げしたお金は保育サービスの改善の原資になっています。

大切なことは、高くて多くの園が、定員がご用意できる市と、安いけどそこで財源の多くを食ってしまい、トータルの定員が少ない市ではどっちが公平・公正ということなんですね。


自分の子どもは入れたからそれでいい、安くしてほしい、という方と、しっかり負担するからみんなに保育を、という方、両方があるかもしれません。


私はどちらかというと後者の意見を重視して施策を展開しています。なぜなら、保育には介護と違って明確な期限があるのだから。だからこそ、限られた間のご負担をお願いしたいのです。そして、保育は喫緊なのだからできるだけ多くの方にサービスを提供したいのです。
そして、子育てで本当にお金がかかるのは保育期ではなく、中等教育、高等教育等の間なんです。


今回値上げをしなかった自治体も次年度、その次、と上げざるを得ないと思います。


今回は「料金体系を変えますからご意見くださいね」とかなり力を入れて申し上げ、私も出席しての説明会をさせていただきましたが、残念ながら決定前のご意見はほとんどいただけませんでした。
その後、気をもんではいましたので、あらためて説明させていただきました。


なお、今後の計画については、子ども子育て支援計画にお示ししています。説明会を行い、意見募集を行い、議会で議決させていただいたものです。

リンク先 をご覧ください。


追記:リンクをしてもリンク先はご覧いただけていないようなので、加筆します。
ナンバリングでP85に財政構造の課題が、P105に今後の整備計画が掲載されています。
なお、負担軽減の対象となる方には通知が届きます。