NHKクローズアップ現代で和光市の介護予防と地域包括ケアが紹介されました | 前和光市長 松本たけひろ オフィシャルウェブサイト

NHKクローズアップ現代で和光市の介護予防と地域包括ケアが紹介されました

5月12日放送の「クローズアップ現代」は「介護からの卒業式」。
一度、要介護・要支援状態となっても、きめ細かいケアプランや仲間たちとの楽しいトレーニング等々を駆使して40%は介護サービスから卒業しているのが和光市の介護保険です。これは和光市では自然に受け止められていますが、全国的には驚異的なことです。
そして、卒業後のケアを充実することで卒業後の不安を払底するとともに、再度、早期に介護サービスのお世話になる蓋然性をできるだけ下げています。

一方で、介護予防に徹底的に取り組んでいるのも和光市の特徴です。

スクリーニング調査を契機とした徹底的なサービス需要の把握、コミュニティケア会議による、ケアマネージャー毎の格差の出ない、そして、オーダーメイド型のケアプランの提供もまた、和光市ならではです。

このスタイルは試行錯誤で編み出されたものではありますが、もともとは先々代の故田中茂市長が提言した予防医学主義の流れを汲むものです。当時は担当者だった東内部長が基礎を築き、いったんは厚労省に出向、そして、東内部長は国の制度構築にまい進、その後は復帰して、現在の仕組みへとブラッシュアップさせる立役者として活躍してきました。

和光市の高齢者福祉の基本的な考え方は

①高齢者が地域で自立した生活を営むことができるよう、医療・介護・予防・住まい・生活支援サービスを切れ目なく一体的に提供する「地域包括ケアシステム」の構築 により

②介護保障と自立支援の確立を目指す ものです。

そして、特に、今期の長寿あんしんプランでは

①居宅介護の限界点を高める24時間巡回型サービスの導入

②介護予防の更なる推進を図る予防事業の重点強化

により、高齢者のQOL(生活の質)の向上を図ることを強調しています。


和光市の高齢者福祉にあるのは、年をとっても、身体に不自由が生じても、住み慣れた地域で中の良い人々に囲まれながら、幸せに生きていく権利を保障したいという思いです。そして、私も市の職員や事業者の職員も自分の身内に提供しても十分に満足できる水準の制度やサービスを構築したい、と日々頑張っています。

詳しくはいろいろな論文や報告でも紹介されているのですが、クローズアップ現代のホームページでは放送内容がテキスト化され、一部は映像も見ていただけるので、ぜひ、リンク先でご確認いただければと思います。
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3494_all.html