市役所は市内の南北格差を認識していない、などということは一切ありません | 前和光市長 松本たけひろ オフィシャルウェブサイト

市役所は市内の南北格差を認識していない、などということは一切ありません

市民も議員も市内の南北格差をおっしゃいます。当然、私も市役所も重々認識しています。職員も北側にはたくさん住んでいて、日々実感しています。私も新倉、下新倉にいましたから、肌で実感していて、それは誰かに言われなくても積極的に推進させていただく決意です(個別の個所についてはご指摘いただくと改良の参考にします)

市内の南北格差の要因はいろいろあり一言では言えないのですが、もともと人が住んでいたところは道路改良等の前提として対私人の交渉があり、南側は軍隊に収容されていた関係で、主に国相手の交渉だった、というものがあります。私は選挙で対応を約束していて、下新倉の小学校建設はその代表格です。区画整理の推進も大切です。

さて、ご存じない方が多いと思いますが、北口には区画整理や学校建設など100億円規模の基盤整備や学校整備が進められています。一方で、南口は越後山の区画整理以外、さほど大きな計画はありません。

そして、私だけでなく、代々の市長が徐々に道路改良をしていますが、私はとにかく売っていただけるところは部分ごとになっても買って整備する、という方針です。1020年たてば、部分と部分が繋がって、歩道が伸びて行くという考えです。

また、北原小学校の向かいに歩道ができましたが、これは県道に市が土地を買って歩道部分を整備したものです(パナホームには舗装などを負担してもらいました)。県は区画整理の網がかかっているところの改良を拒んでいますが、市は区画整理用地として買収するというウルトラCを使い(実際には私と元議長の野口保さんがそれぞれ議員時代にその手法を採用することを提言・要望してきました)、今回の整備となりました。

また、今回丸山台に「ゾーン30」を設定します。ゾーン内の道路を歩道優先に改良するとともに、30キロ規制を実施するというものです。

ここで、一部の方は丸山台より北口がもっと危ないじゃないか、とお感じになると思います。これも理由があります。ゾーン30は街区を区切って実施するのですが、今回は国土交通省のいろいろなきまりごとを満たしやすい場所でまず、実施するという趣旨です(ゾーン30という手法は西ヨーロッパからの輸入であり、待望の国内導入なのです。県の命令で嫌々やるものではありません)。もちろん、最初に導入を検討したのは新倉下新倉ですが、非常に難しいのです。新倉下新倉の改良に使えるかどうかはさらに調査します。

ちなみに、丸山台のゾーン30には危険対策の他にも意味があります。それはゾーン内の歩きやすさを確保することで賑わいを作りだすというものです。歩車が入れ乱れているため、人が歩きにくいのです。

二車線の中央分離帯を消し歩道部分を増やす箇所を設定することで車は若干走りにくくし、人の回遊性を高めます。 

話がそれましたが、南北格差の解消、それは和光市の最も大切な課題のひとつです。役所全員が強く意識しています。

ことさら煽りたてる意見に耳を貸すのではなく、市の推進を正しい方向に導くご意見を頂ければと思います。