関東財務局 理財部融資課が「財務状況把握」の結果説明に来庁 | 前和光市長 松本たけひろ オフィシャルウェブサイト

関東財務局 理財部融資課が「財務状況把握」の結果説明に来庁

本日、関東財務局の理財部融資課が「財務状況把握」のヒアリング結果報告に見えました。21年度のキャッシュフローベースの数値などが良くない自治体の22年度の財務分析を行い、ヒアリングを行って結果を市長あてに報告するというものであり、趣旨としては政府資金の貸し手として、借り手のチェックをしなければならないというもののようです。


財務省の「財務状況把握」は民間と同様の切り口のキャッシュフロー計算書をもとに、返済能力や返済可能期間などを分析するものであり、和光市が法人税収の激減と予定納税返納でキャッシュ的にも厳しい時期の数値で網を掛けて「和光市さん、大丈夫ですか?」とヒアリングに来たわけですから、的確です。


私はこれまでも「非常に厳しい」と当市の財政状況について発信して来ましたが「そんなものは脅しであり、実際には余裕がある」という反論が常にあります。一方で今回の財務省の分析でも22年度には若干の状況の回復が明らかにデータとして出ており、これは市民各位にご協力いただき、引き締めを行った成果と言えます。
なお、今回の財務省の状況把握のデータは準備が整い次第、公表させていただきます。そもそもキャッシュペースを把握しても「倒産しない自治体は返せるんだから」というご指摘もあるかもしれませんが、実際にデータ上、今の状況が続くなら永久に借金を減らせないという勘定の自治体があるようで、非常に考えさせられる分析でした。
下記は財務省の解説ページです。

http://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1022127/www.mof.go.jp/jouhou/zaitou/filp_local/21zaimujoukyouhaaku.htm