維新の会は国政を変えるか | 前和光市長 松本たけひろ オフィシャルウェブサイト

維新の会は国政を変えるか

大阪市の橋下市長( @t_ishin )がここのところ、全国展開を意識したツィートを連発しています。
しかも、表面的な字面を追っていると非常に重要な内容がちらほら。
もちろん、彼のことは何も知りませんし、大阪と埼玉では状況があまりに異なるため、軽々しいことは言えませんが、ブレーンが全国展開に適した内容の発信を促しているのかもしれません。


曰く…
「公がお金を握るとロクなことはない。倒産のリスクがない以上、必然非効率になる」
「徹底した行革。そして社会システムの抜本的変更。既得権を壊して、持続可能な制度に作り直す。安易に負担増を求めない。給付減も求める」
「将来世代に過剰な負担を負わすことを考えれば現役世代がある程度負担せざるを得ない」
という感じです。大阪都は我々には関係ないけれど、このような一連の検討は非常に意義深く、影響力のある彼が連呼することで世の中に浸透していくのではないかと期待しています。


ちなみに、私の勝手な予想ですが、橋下市長は基本的に既成の政治家集団とは対等な連携は組まないのではないかと思います。既成勢力との対等な連携関係は自らのブランド価値を貶めるということは熟知していて、維新の会をピュアな形で全国に展開し、そのカラーに染まりうる、しかも手あかのついていない人々だけが認められてそこに参画して行く、というシナリオを描いているように見えます。
なぜなら、既成政治勢力に手あかがついて信頼を失っている今、それがマーケティング上は最も賢明な戦略だからです。

私は和光市の堅実な、しかし、未来を見据えた成長を実現する仕事をさせていただけていることを感謝していますし、今の仕事に没頭していますが、一方で、国政の正常化、特に持続可能な国家財政の実現を望んでいます。橋下氏の動きが何らかの形でその方向性に寄与するのではないかと期待しています。


追記:維新の会は結果的に既存勢力の一つである「たちあがれ日本」と組みましたね。私の予想は残念ながら外れましたが、維新の会は生き残れるのでしょうか。