マイクロファイナンスで被災地を支援するという選択肢 | 前和光市長 松本たけひろ オフィシャルウェブサイト

マイクロファイナンスで被災地を支援するという選択肢

マイクロファイナンスというとグラミン銀行、KIVAなどの海外、特に発展途上国を連想する方が多いと思います。途上国の小さな起業を先進国の人々が小遣いで支える、というイメージはマイクロファイナンスの典型的な姿です。

今回の東日本大震災の復興支援においても「義援金」「食糧支援」「炊き出し」「泥かきボランティア」の他に、お金を出資する、貸すという手法が大きな役割を果たすと思います。

今回ご紹介するセキュリテ被災地応援ファンド は、まさにマイクロファイナンス的な福祉の要素の色濃い、しかし、その気になればかなりの額を出資してがっしりと被災地の企業を支えることができる、「何かしたい」けれども時間がない、という方にぴったりの被災地応援プログラムです。

事業を信用され、能力を見込まれて出資を受けるということにより、誇りと資金の両方が手に入る。これは被災地の企業にとっては大変うれしいことだと思います。

また、消費者としても被災地の企業を支えたいというマインドが働くことが予想されますが、出資はより深く被災地の企業と継続的にかかわることになり、復興後の満足度は高いものがあろうかと思います。

もちろん、リスクが伴います。

そのリスクを正確に認識するならば、マイクロファイナンスへの参加は有力な選択肢として一考に値します。