議員力検定協会の「春講座」で総合振興計画がテーマに | 前和光市長 松本たけひろ オフィシャルウェブサイト

議員力検定協会の「春講座」で総合振興計画がテーマに

議員力検定協会の「春講座」で総合振興計画がテーマになりました。興味深い内容を法政大学の廣瀬克哉教授がツイッター中継してくださり、出席できなかった私にも概要が分かりました。

廣瀬先生のお許しを得ましたので、ツィートの内容を転載しました。

ツィートは時系列で上に最新が来るので、以下は下から段落ごとにお読みください。




@giinryoku 予算編成時に財政担当が事実上事業の取捨選択をしてしまうことを排除することがポイントだった。人事上の工夫も必要だった(西寺) 4:29 PM May 9th webから


@giinryoku 横断的な庁内調整の難しさ。幹部職員間で組織横断的な合意形成をしていけるかどうかが問われる。庁議の場で議論をちゃんとする。部ごとの枠内の自律性をみとめつつ、最終決定の場を庁議で行うことを徹底した。(西寺) 4:27 PM May 9th webから


@giinryoku 多治見のシステムでは4年、5年計画が変えられないというわけではない。必要があれば手続きを踏んで(公開の議論を経て)随時基本計画を補正する。(西寺) 4:21 PM May 9th webから


@giinryoku 問)総合計画に書いてあるというだけで事業が進んでいって大丈夫か? 答)総合計画システム内で政策評価をちゃんとやることが必要。惰性で進んでいくようなことは意識的に排除する見直しのシステムが不可欠。(西寺) 4:19 PM May 9th webから


@giinryoku 多治見では市の計画を策定するときに、県の計画を意識したことはなかった。政策的にも財政的にも、いま県を頼りにすることはなくなっている。計画が県に縛られる意識は全くない。(西寺) 4:18 PM May 9th webから


@giinryoku 計画の内容について。議員のマニフェストとの関係。県の上位計画にもどついて市町村総合計画はつくられるのでは? 4:16 PM May 9th webから


@giinryoku 多治見の基本計画の議決事件化は退任後。議決事件化の後多治見では議会改革がスタートしたが、両者の関係はあるかも知れない。計画に書いていないことをやらないシステムは市民にも定着、当たり前のことになった。市民、職員、議員の意識もその点では大きく変わった。西寺 4:12 PM May 9th webから


@giinryoku 1) 基本計画の議決事件化によって、住民、職員の意識はどう変わったのか? 2) 住民に総合計画の存在と意義をどう伝えていくのが効果的か。 4:08 PM May 9th webから


@giinryoku 答)議会も特別委員会を作って検討すると同時に、住民の意見を聴く機会を議会としても確保しなければ説得力が得られない。見えないところで全会一致を確保するための調整としての「事前審査」には問題があるが、オープンに議論することはむしろ望ましい。江藤 4:04 PM May 9th webから


@giinryoku 質疑応答。和光市議会(基本計画まで議決事件化)で、現在全協説明を終えた時点、その中間報告に議会はどこまで事前に関われるのか? 4:01 PM May 9th webから


@giinryoku 議会改革の先駆的な議会ほど、地域経営に主体的に関わり始め、その一貫として総合計画に積極的に関わり始めている。栗山町議会(基本構想議会案を作成)、京丹後市(議会による多数の基本計画修正)。住民とのコミュニケーションの裏付けが重要。江藤 #giinryoku 3:40 PM May 9th webから


@giinryoku 問題は議会の関わり、役割。・審議会に議員を加え→・基本構想は法定の議決、・基本計画は全員協議会で案を説明後(要望は議員から出され、一部反映して)首長が決定、議会の積極的な役割は弱かった。(新川) #giinryoku 3:31 PM May 9th webから


@giinryoku 総合計画の流れ。当初は自治体としての全体の方向性(総合性)。70年代後半ごろからは市民の参加が強調されるようになった。分権の動きの中で地域の自主性、自治との関わりでの位置づけが浮上。21世紀、資源管理型へ(新川) #giinryoku 3:25 PM May 9th webから


@giinryoku 同じ時期に自治省の研究会の報告書が「基本構想・基本計画・実施計画」の構造を提言。これが多くの自治体の総合計画のモデルとなった。(新川) #giinryoku 3:16 PM May 9th webから


@giinryoku 新川達郎より地方自治法における基本構想について概説。1969年地方自治法改正で基本構想が入った背景。同時期に行われた都市計画法抜本改正、農振法制定などとの対応関係のもと、自治体側に基本構想を義務付け、都市計画等を基本構想に即するものとした。 3:09 PM May 9th webから


@giinryoku 健全な財政に関する条例。着任時点の財政危機からスタートをしたので財政規律は常に意識していた。それを条例化しようとしたもの。一人の首長が借金を拡大できる構造を、議会のチェックで止められるようにという議員の意識も推進役に(西寺) #giinryoku 2:57 PM May 9th webから


@giinryoku 市政基本条例は、それまでの総計の取り組みを条例化した。結果的に義務付け廃止にも対応できている。自治体の在り方の中で総合計画が主軸であるという位置づけをした。(西寺) #giinryoku 2:52 PM May 9th webから


@giinryoku 多治見市では市政基本条例の中に総合計画を明確に位置づけている。その経緯、内容。首長マニフェストを総合計画に反映していくための検証が重視されている。特にその過程での財政規律との関係の説明を(江藤>西寺) #giinryoku 2:51 PM May 9th webから

@giinryoku 基本構想の義務付け廃止への自治体側の対応。あまり時間はない。6月議会、遅くとも9月議会でどう対応するか今からぜひ検討を(江藤) #giinryoku 2:49 PM May 9th webから


@giinryoku 西寺さんの講演終了。江藤さんのコメント。最近流行の首長独善型の取り組みとは違う実践例が紹介された。 2:46 PM May 9th webから


@giinryoku 基本構想義務づけ廃止に対して、総計の根拠付けを自治体が自ら行う必要がある。総計全体の取り組み方を明確化する条例整備が必要。議会の関与の明確化、分野別計画との関連づけ、整合性確保が必要。(西寺) #giinryoku 2:43 PM May 9th webから


@giinryoku 総合計画のシステムをしっかりとやっていれば、仕分け人を外から持ってくる事業仕分けは本来不要なはず。自治体のシステムの中に評価と仕分けが組み込まれていなければならないはず(西寺) #giinryoku 2:39 PM May 9th webから


@giinryoku 年次の組織目標、管理職の個人目標も総合計画のその年次の予定に連動。人事考課が総計の進捗管理と一体化。予算編成、財政計画と総合計画の連動をルール化。(西寺)#giinryoku 2:36 PM May 9th webから


@giinryoku 進行管理の手続きも基本構想の中に書き込んだ。個表による事業後との進行管理。横断的なヒアリング(事務レベル、市長レベル)を経て見直し作業。市長ヒアリングは自動的にマニフェストの進捗管理になる。(西寺)#giinryoku 2:31 PM May 9th webから


@giinryoku 多治見では4年ごとにマニフェストを踏まえ総計を見直すシステム導入。基本計画まで議決事件にしようとしたが当初は議会が反対(「共犯者になりたくない」ため)した。現在では議決事件になっている。(西寺) #giinryoku 2:27 PM May 9th webから


@giinryoku マニフェストと計画の関係の整理。4年ごとに計画を見直す。これをしないと、作文としての総計(形骸化)と、政治プログラムとしてのマニフェスト実施プラン(議会の関与ゼロ)が併存してしまう(西寺) #giinryoku 2:24 PM May 9th webから

@giinryoku 参加の徹底のためには情報の共有化が必要。前計画の総括、地域課題の洗い出しのための情報。議論の前提となる資料作成が第一歩(西寺) #giinryoku 2:18 PM May 9th webから

@giinryoku 事業の採否は説明責任が問われる。総合計画の過程を通してそれを果たす。総合計画は、各方面からの事業実施への圧力、首長自身の思いつきなどを、自治体として自己抑制するためのツール(西寺) #giinryoku 2:15 PM May 9th webから


@giinryoku 総合計画に書いたことはやる、書かなかったことはやらない。単純な原則だが、これを確立していくことが難しい。こういう計画に一番批判的になるのは議員。口利きができない(計画に載っていないのでやれません)から。(西寺) #giinryoku 2:09 PM May 9th webから


@giinryoku 住民との合意形成のための市民参加は多様で重層的に。議会との合意のためには基本計画まで議決事件にして、そこで議論し、議会が当事者になることが望ましい。(西寺) #giinryoku 2:06 PM May 9th webから


@giinnryoku 単なる積み上げの総合計画や、政策担当の作文なら選択にならないので役に立たない。(西寺) #giinryoku 2:04 PM May 9th webから

@giinryoku 自治体縮小時代、削減を前提とした事務事業の選択が必要。そのための合意形成は困難。横断的な優先順位付けが前提にないと実現できない大変な仕事。それができるのが総合計画。総計の策定を通して仕分けができるかどうかが問われる。(西寺) #giinryoku 2:02 PM May 9th webから

マニフェストが事前に住民によって検証されることが、実際的にあるだろうか。比較検討し、論評し、それが公表される状況は存在しないのが地方選挙の現実多くのマニフェストは行政全体をカバーするものでもない。マニフェストと行政の政策体系全体を再度位置づける必要(西寺) #giinryoku 1:55 PM May 9th webから

首長マニフェストが総合計画に取って代われるのか。その場合、議会の位置づけが変わってしまうが、それでいいのだろうか。基本計画の議決事件化に抵抗する首長も出ているのが現状。(西寺) #giinryoku 1:52 PM May 9th webから

総合計画なんかいらないという発言は改革派の首長からも出る。そのなかでの地方自治法による基本構想義務付けの撤廃。あらためて行政も議会も総合計画をどうとらえるかを原点から考え直すことが必要(西寺)。 #giinryoku


市長として3期、総合計画で政策を実現してきた。ガバナンス4月号江藤論文に、市長だけが頑張っていれば何とかなるという考え方の間違いに気づいてショックを受けた。(西寺) 1:48 PM May 9th webから

西寺雅也さんの講演が始まりました。議員力検定2010「春」講座。(@giinryoku live at http://ustre.am/gb9E ) #giinryoku 1:45 PM May 9th webから