荒船山でクレヨンしんちゃん作者転落 | 前和光市長 松本たけひろ オフィシャルウェブサイト

荒船山でクレヨンしんちゃん作者転落

クレヨンしんちゃんの作者の臼井儀人さんが荒船山の艫岩の下で倒れていたのが発見されたことを各社のニュースが伝えています。

荒船山は関東在住の山に登る人であれば大抵知っている有名な山です。

明治や大正の時代から山の随筆にもたびたび登場してきました。

この荒船山、登山口から少しのぼると頂上の大地に着き、あとは平地のようなところを歩いていると艫岩に到着します。

私も家内と10年以上前に行ってきましたが、艫岩はこの山の象徴のような断崖絶壁で、ついつい覗きたくなる場所です。

実際、誰もが覗きこんで写真を撮っています。

臼井さんはその絶壁の上から覗き込んで写真を撮影していて転落したようです。


最近、中高年登山者の事故が増えています。

昔取った杵柄で、昔の体力のつもりで登っていると痛い目にあいます。

バランス感覚一つとっても衰えています。

若いころなら落ちない場所でも落ちると思って行動すべきです。

私自身、中高年の域に入り、いろいろなところで体力的な曲がり角を実感しています。

常に自分の限界を意識しながら自然と接したいものですね。


ちなみに、荒船山は上信越自動車道の下仁田あたりからよく見えます。

山に登らない人もぜひ、下り線で下仁田あたりに来たら、頂上が平たい山を探してみてください。

そして、興味がおありなら、しんちゃんを思い出しながら、臼井さんの冥福を祈っていただければと思います。