今後の市議会会派「新しい風」との関係について
当選確定後、当然のことながら事務所に詰めていただいた方々から、「与党会派の誕生」という言葉がありました。
普通はそういうことになります。
何しろ、私の政策を一緒に作り、選挙を「火の玉」になって支えていただいた3人です。
しかし、私と「新しい風」の3人には以前から選挙後に向けた約束がありました。
それは、松本が市長になったとして、その時は与党・野党という世にいう「大統領制」を採用する市議会にはふさわしくないから、「新しい風」を格別与党にしない、ということ。
さすが、「議員と市民の条例づくり交流会議」で議会改革についてともに勉強した仲間です。
もちろん、政策には共通点が多いですから、いつも対立するというのはありえません。
しかし、私の市政運営をチェックし、ときには修正や組換え動議で政策の変更を迫る、というのが市長とは別々に選挙で選ばれている市議の役割です。
私の人生の中で、これほど1つの目標に向かって強く団結した戦いはありません。
また、これほど充実した日々も少ないと思います。
そんな仲間ですが、26日の就任以降はおそらく、最も手ごわい勢力の一つになります。
ちなみに、すでに報道があったように、私は修正や組換えについて、極度に忌避するつもりはありません。
行政は決して間違えない組織だから、そういうことはあってはならない、という考え方は不合理です。
むしろ、議員が普段市民と接して得ている情報は貴重なものであるから、場合によっては受け入れて、より充実した制度を目指す、というスタンスに近づけようと思っています。
なお、執行部は議会の修正案作りにある程度情報提供などの協力をし、議会事務局の限られた政策立案機能を補う、という仕組みも役所と検討したいと思っています。
しがらみなき緊張関係の中で新しい和光をつくりましょう。