羽根木プレーパーク初代プレーリーダー・天野秀昭氏講演会 その1(コラボ和光) | 前和光市長 松本たけひろ オフィシャルウェブサイト

羽根木プレーパーク初代プレーリーダー・天野秀昭氏講演会 その1(コラボ和光)

コラボ和光 のプレイパーク(冒険遊び場)講座に参加。
講師は世田谷の羽根木プレーパーク初代プレーリーダー・天野秀昭氏講演会です。
天野さんは日本初のプロのプレイリーダーです。
プレイパークとは、地域の人々が主体となり、自己責任による子供の自由な遊びを実現する、公園・緑地・広場などを舞台にした市民活動のことです(某自治体の定義)。
もっとわかりやすく言うと、

子供の最低限の安全確保と遊び心の火に油を注ぐ役割を担う大人がいる、基本やりたい放題の遊び場

です。

プレイパークはヨーロッパ発祥の市民運動で、戦時中のデンマークで生まれました。
ある建築家・造園家が子供は計画された遊び場よりももっと危ない場所でこそ生き生き遊んでいるということを「発見」します。
そこでやってみたのが廃材だけを転がした遊び場。これがプレイパークの原点でした。
そこから、そこにのこぎりを置いてみたり、いろいろと子供が自由に遊ぶ材料を揃え、安全管理上の人を配置して、というように遊び場ができて行くのですが…。
そこで大きな「発見」が。その大人が子供との絶妙な掛け合いで子供の遊びパワーを引き出したのです。
子供たちではできない「遊び」が大人の補助で可能になることがわかりました。子供たちも大人の補助で「夢」がかない大興奮。これがプレイリーダーの発見でした。
(天野さん曰く、プレイリーダーの存在が子供のやりたいことを10とすると9ぐらいまでを引き出して遊ばせられる状況をつくるといいます。
ちなみに、彼の言葉では普通の遊び場の管理者だと4とか5で止めさせ、親は2あたりで止めさせる、という表現でした。)
こんなプレイパークを世田谷の建築士夫婦がたまたま発見し、視察し、世田谷に導入します。
天野さんはそこの管理人として「勤務」してきました。
その中で、プレイリーダーとして子供の遊びを引き出した結果、子供がやった凄いことをいくつかあげておられました。

・地面に掘った4メートル四方の穴
・深さ6メートルの穴(子供が考えた換気用の掃除機システムが壊れたため6メートルでストップ)
・ほとんどログハウスのような部屋・・・・

プレイリーダーの存在が、子供の夢をかなえる、ということの意味が分かった気がします。

とりあえず、今日はここまでで。