2009年を迎えて~危機を乗り切る抜本改革を!
2009年を迎えて
(以下、松本の議会報告の冒頭文とほぼ共通です。)
12月定例会では、財政危機への対応を求める一般質問が多くの議員から続出しました。また、来年度の市税収入は6~7億円減るという市の予測も明らかになっています。
当面、いや、当分の間は歳入が少ない中、非常に厳しい財政運営になります。
図は、野木市政とそれ以前の借金トレンドを線形分析*という手法で示したものの比較です(再掲)。急傾斜の直線が野木市政の借金トレンドで、積極財政が浮き彫りです。
一般質問にて、松本は「財政危機。ハコモノは一時凍結し再検討を!」と質問で言及しました。
対して、市長側は「これからは良くなる」「財政は比較的堅調」「凍結は不可能」という趣旨の答弁をしました。
しかし、市の今後3年間の計画では土地区画整理、アーバンアクア公園計画、葬祭場など、巨額の事業が目白押し。財政が良くなるというのはあまりに楽観的です。
一方で、市長は私の一般質問での指摘に対し、極度の経済悪化を認めつつも財政状況は比較的堅調であるという見解を示し、これからの財政危機に立ち向かうスタンスの違いの大きさに唖然としました。
(議会報告の引用ここまで)
この2009年は松本が変化に向けて、今まで以上に本気で取り組む年にしたいと思っています。
和光市民、そして、和光市を見守るすべての皆様の絶大なるご支援をよろしくお願い申し上げます。
*線形分析(一次)ではグラフにプロットされたラインに近い一次式のグラフが表されます。統計学的にはあまり意味はありませんが、トレンドを単純化するために使用しています。
◆以下、お知らせです◆
○月刊誌『地方自治職員研修』にて、これからの自治体のリスク要因について執筆。
資金リスクやコンプライアンスリスクについて事例により検証しています