事前に議案への賛否を議会事務局に提出させ、賛否を変えると叱られる議会があるという(笑
最初に、和光市議会ではこんな間抜けなことは絶対にないのでご安心ください。
とある議会では、事前に議会事務局に議案への賛否を提出させ、しかも後で変えたら詫びを入れさせるそうです。
そもそも、議会では審議した後で、討論というものを行い、賛成派と反対派の議員が理由を述べ、意見の違う議員の翻意を促します。
(もちろん、それは形骸化していて、翻意なんてことはあまりないのですが・・・)
ところが、事前に賛否を明らかにしたら、ますます議論が形骸化するじゃないですか。
こんな驚くべきことが行われているケースが全国でそうそうあるとは思いませんが、それにしても、この話を「詫びを入れさせられた議員」から相談されたときは驚愕しました。
その「入れた詫び」は撤回して、その議会事務局と議長に詫びさせるのが筋だと申し上げたいですね。
積極的に議会を形骸化させる方が正義ということはありえませんから。
下記がその証拠書類の魚拓です。
「●●●●議員様
第○回定例会の議案等に対する賛否について
定例会最会終日の理事会及び議会運営委員会で、事務局から議事日程を説明する際、各議案等に対する各会派の賛否を報告しています。また、定例会最終日の議長の議事次第書作成のため重要な事項となります。
つきましては、議案等に対する賛否を○月○日(○)午後○時までに、議事係○○へ電話又はメールで連絡いただきたいと存じます。なお、反対される議案等については、理事会で反対理由を聞かれますので、簡潔な反対理由も併せてお知らせください。 ,
(関係ない部分省略)
平成○年○月○日
○○議会事務局 議事係 ○○」
ついでに突っ込みを入れましょうか。
>定例会最会終日の理事会及び議会運営委員会で、事務局から議事日程を説明する際、各議案等に対する各会派の賛否を報告しています
ここの議会ではこの「理事会」が密室なんですよね。会派に入っていない議員は傍聴すらできません。
>議長の議事次第書作成のため重要な事項となります
棒読みにしても、場合分けして用意するのが議事課の仕事でしょ?
>反対される議案等については、理事会で反対理由を聞かれますので、簡潔な反対理由も併せてお知らせください
本会議で明らかにするものでしょ?
久々に呆れてあごが外れましたよ、これを見た時には!