全員協議会/議会改革の議会運営委員会 | 前和光市長 松本たけひろ オフィシャルウェブサイト

全員協議会/議会改革の議会運営委員会

全員協議会では実施計画の説明。

和光市では基本計画の実施計画と行政評価 、予算のリンクを重視していて、実施計画は実質的には予算査定の一段階目の役割を果たしています。パブリックコメント を踏まえての実施計画について、今日はその説明を受けました。

予算を昨年より小さな規模にしようという意識は伝わってくるのですが、今後の財政の厳しさを考えると、もっももっと厳しい査定が必要なのではないか、というのが感想。

ちなみに、今後の厳しい経済状況を考えると、指定管理等を含む民間委託先の経営状況の厳しいチェックが必要であるという趣旨の質疑をしました。

また、同じ会派の須貝議員は実施計画に入っている数字の適正性についてただしました。ただ、答弁はかみ合っていませんでした。

井上議員は会派内でも話題になっている「決算との関係をどう捉えているのか」という質疑。答弁は実質的に「やってません」というもの。これ、一番のネックなんですよね。

その他、結構平穏に終わりました。

その後、議会改革のための議会運営委員会。

今日は議会の議決権の拡大、議員倫理、議会基本条例の位置づけ、議会基本条例の見直しに関する規定等。栗山町 議会の条例を一応のたたき台にして検討しています。


議決権の拡大については、基本構想の下に位置する基本計画までは議決事項とすること、その他の重要な計画については議会の申し入れにより、行政側が説明するという仕組みに、という方向性が決まりました(市の計画の背骨である基本構想だけではなく、骨格にあたる基本計画まで行政と議会が責任を共有しよう、というのが趣旨だと個人的には思っています)。

議員倫理については倫理条例があるのでそちらで規定している旨を表示します。

議会基本条例の位置づけについては三重県議会の条文に近い形になりそうです。

見直し規定は必要に応じて見直すという内容に決定。

いろいろと定義や法的な位置づけで突っ込みも入るのですが、いちいちもっともで、こういう突っ込みこそが条例に的確さとコク、キレをもたらすものであると思います。そのたびに行きつ戻りつの進行で、スムーズとは言い難いのですが、意見をできるだけ出していただけるように、というのを優先しています。

いずれにしても、議運委員長の前は決算委員長しか経験のない私としては、ドキドキしながら進行をしているのですが、徐々に進んではいますよ。


ただ、今日、最後まで進めたかったという点では、やや心残りなのですが。


ちなみに、和光市議会は議会改革においてはフロントランナー、という伝統があります。この条例策定を踏み台に、その位置をキープし、高めて行き、先輩議員の努力に報いたいところです。