政務調査費の完全公開は無駄か | 前和光市長 松本たけひろ オフィシャルウェブサイト

政務調査費の完全公開は無駄か

あるところで某地方議員の発言にカチーン。

間接的な話なのですが、領収証の完全公開について、「ある県議会では完全実施で膨大な手間&費用がかかっている。意義があいまいだ」ということを手伝いに入ってくれた学生に伝えたようです。


この人、公金の意義とか重さを理解していないと思います。

前にもここで書かせていただきましたが、公金だからこそ、そこまでやる必要があるのです。役所で何かをやるときの費用対効果が低くなりがちなのは公金でやるからであって、効率やスピードで民間にかなわないのはそこから来ているわけです。


逆に公金でいろいろな活動をして中身を公表したくないというのは通らないですね。

人々から強制的に集める税金を経費としていただくということは、それなりの公開義務を伴うということです。

役所が非効率的な組織にならざるを得ないのは、まさにこれが理由です。

逆にそれが面倒なら、使わなければいいだけです。

せっかく公共的な仕事を身近に見る機会を得た学生にその指導はあんまりだと感じました。あの学生は完全に鵜呑みにしていましたから。


ちなみに、税務申告も領収証添付ですね。当然、費用対効果で添付しないということは許されません。